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マーケティングオートメーションが再び注目される理由

2015年01月06日 11時53分更新

記事提供:WPJ

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 昨今、再び注目を浴びているマーケティングオートメーションについてまとめてみたいと思います。

マーケティングオートメーションとは

 マーケティングオートメーションは、ソフトウェアの種類の1つで、マーケティングの作業およびワークフローを合理化・自動化・測定化するソリューションの事です(Marketo)。

 マーケティングオートメーションは新しいソリューションではなく、1990年後半から注目されておりましたが、2004年にピークを迎え、下火となっていました。ですが、SaaSソリューション登場により、再度注目されています。

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「マーケティングオートメーション」のワード検索推移(年別)

マーケティングオートメーションのワークフローの私見

 マーケティングオートメーションのワークフローについては議論のポイントでもあると思います。私は、DMPセグメントを抽出し、データを加工する時点からがマーケティングオートメーションの領域として捉えています。

 また、マーケティングオートメーションは、CRMを中心に議論されることが多いですが、基本は、企業における顧客へのマーケティング施策を自動化するといったことから考えると、広告配信に関してもワークフローの中になるのではないかと思います。

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マーケティングオートメーション視点でのワークフロー

実行の際のメリット

 マーケティングオートメーションを実行する際のメリットは2つあります。

・自社顧客へ一貫したメッセージを伝えられる
従来の手法と比べ、データソースが一元管理されているので、同一の顧客に対して、企業からのメッセージを統一できる。
・ROI計測をより正しくできる
データソースが一元管理されているので、1顧客に対してのROI測定がより正しくできる

現状の課題

 現状におけるマーケティングオートメーションの課題は4つあります。

・ベンダーによって機能が異なり、かつ多数の企業が参画しているため、比較が困難
無数の企業が参加しているため、どれが良いのかわからない
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マーケティングオートメーションベンダー分布図(Datanyze)

・メール配信ツールの「置き換え」とみられがち
現在導入をしているメール配信ツールと「1通当たりのコスト」が安いかといった比較をされがちで、導入自体をしない
・「データの一元化」ができない
各部署それぞれでデータ管理をしているため、「同一顧客」のログを一元化する事ができないため、導入が進まない
・一貫して施策を管理できる人材が少ない
自社データベースを理解し、セグメント作成、シナリオ設計施策展開できる人材は少なく、また分析・シナリオ設計しているタイミングでは売上が上がらないため、軽視されやすい傾向がある。

今後の展開

 企業としてマーケティングオートメーションを実装する際に、検討しなければいけないポイントは以下であると思います。

 目先の売上を追うと、大量のメール配信や、リーチ単価の安い広告が効率的であるとなりがちですが、顧客1人1人に対して、「最適なコンテンツ」を「最適なタイミング」で「最適なチャネル」を提供できることを目的とするとマーケティングオートメーションの採用は、どの領域を実装するかや順番は別として、何らかの形で実装する必要があるのではないかと思います。

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