GALAXY S5 ACTIVEはアクティブに使えるのか?
長らく筆者が愛用していた「AQUOS PHONE EX SH-04E」。いまだ他の追従を許さないLEDの強烈アピールで、着信や通知にいやがおうにも気がつけるナイスな端末である。ただ購入から1年を過ぎたころから、突然のリブートはもちろんとして、着信→リブート、通話中にリブート、画面回転→リブート、発信→リブートなどなど、そのほか多種多様なリブートオプションを追加実装するに至った。そして2014年10月23日。某編集部からの着信→リブートを炸裂させた以降、起動すらしなくなってしまった。いままでありがとう。
取材に向かう途中で、まだ電話連絡がある可能性もある状況であり、またちょうど秋モデルが登場したシーズンでもあったので、機種変更を考えた。Xperia Z3とGALAXY Note Edge、GALAXY S5 ACTIVE、ARROWS NX F-02Gが登場済みで、どうせASCII.jp編集部の誰かはXperia Z3を買うだろうと判断して、頑丈をウリとするGALAXY S5 ACTIVEを選択。Android端末の回線は、主に仕事の連絡が多く、電話機としてどっしり働いてくれそうなのと、「バッテリー交換ができないとヤダ!」という条件を満たしてくれそうなのでチョイス。
見た目はミリタリー、中身はS5
GALAXY S5 ACTIVEは、GALAXY S5の派生モデルで、スペックはほぼそのままに堅牢性を強化したモデル。GALAXY S5に搭載されていた指紋センサーは堅牢性に重点を置いたからか、省かれている点が大きな違いだ。また、見た目についても劇的に変化しておりGALAXY S5とは別モノになっている。それを象徴するのがゴツいバンパーフレーム。そのため、サイズは17×145×m×9.2mm(S5は約73×142×8.3mm)とやや大きく、重量も5型クラスとしては171gと重い。
最近の流行としては、米国国防総省調達規格MIL-STD-810Gに準拠(もしくはクリア)があり、GALAXY S5 ACTIVEのほかに、直近では、TORQUE G01、Dell Latitude 14 Rugged Extreme、Dell Latitude 12 Rugged Extremeなどが国内でも登場している。GALAXY S5 ACTIVEはMIL-STD-810Gの中でも下記18項目の実験をしている。
- 落下
- 浸漬
- 粉塵
- 塩水噴霧
- 湿度
- 太陽光照射
- 振動
- 雨滴
- 風雨
- 氷・低温雨
- 熱衝撃(マイナス20~50℃)
- 高温保管(63℃固定)
- 高温保管(30~60℃)
- 高温動作(71℃固定)
- 高温動作(32~49℃)
- 低温動作(マイナス51℃固定)
- 低圧保管
- 低圧動作
もちろん、完璧に耐えるのではなく、クリティカルなエラーを回避できる確率が高いといった認識が正解だが、よくある落下や高湿度環境への対応は、普段使いでだけでなくウィンタースポーツシーズンなどは重要なポイントだ。個人的には、お風呂に塩を入れることが多いので、防湿と塩水耐久がもっとも重要。ただし、これはあくまでそのような仕様に「準拠した」試験を実施した結果としている点には留意が必要。
サムスン電子の公式サイトにある図(こちら)。MIL-STD-810Gをクリアと書いてある。上記テストを実施してクリアしただけだが、頑丈であるかどうかのチェックが済んでいるのは安心感がある
スペックを見ると、GALAXY S5がベースなので性能はなんら不満がない。ディスプレーは、5.1型でFull HD Super AMOLEDを採用している。解像度は1080×1920。CPUはSnapdragon 801 MSM8974AC(2.5GHz動作のクアッドコア)、メモリー2GB、内蔵ストレージ16GB、バッテリー容量は2800mAh。ハイレゾ音源再生に対応でありながらストレージ容量が16GBである点が気になってしまうが、microSDXC(128GB)まで対応するので、容量問題は回避できる。ともあれ、タフネスさとハイスペックを両立させている点がGALAXY S5 ACTIVEの良いところだ。
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