このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第576回
山根博士のグロスマレビュー
最大8100mmの手持ち撮影ってマジ!? 超望遠テレコン対応の怪物スマホ「vivo X300 Ultra」がヤバすぎる
2026年05月14日 12時00分更新
中国・vivoの最新スマートフォン「X300 Ultra」は400mm相当のテレコンレンズを装着可能、最大8100mm相当の超望遠を手持ちでも撮影できる強力なAI手振れ補正機能も搭載している。2億画素カメラを2つ搭載した高性能カメラフォンをレビューした。
業界トップのカメラ性能
X300 Ultraは、vivoのスマートフォンの中で最上位に位置するフラッグシップモデルだ。チップセットはSnapdragon 8 Elite Gen 5を採用、ディスプレーは6.82型(3168×1440ドット)と高解像度で、最大リフレッシュレートは144Hz。高性能ゲーミングもラクに遊べる性能だ。フロントカメラは5000万画素を内蔵する。
プロモーションカラーであるグリーンは、背面を2パターンに塗り分けアクセントとしている。カメラは広角が2億画素、3.7倍望遠が2億画素と、業界初のデュアル2億画素カメラを搭載する。超広角は5000万画素で3つのカメラすべてが高画質だ。
本体サイズは約162.98×76.81×8.49mm、重さは237g。なお、カラバリであるブラックモデルは背面を一色仕上げとしており、厚さ8.19mm、重量232gと若干薄く、軽量となっている。
本体の右側面には音量調節と電源ボタンがあるが、カメラのシャッターボタンや近年流行のAIボタンは搭載されていない。バッテリーは6600mAh、100W有線、40W無線充電に対応する。
カメラのバンプ部分はローレット処理が施されており、本体からの出っ張りもあまり気にならないデザインにまとめている。バンプにはツァイスと共同開発したペリスコープレンズ技術「VARIO APO SONNAR」の文字も刻まれており、高性能カメラフォンであることをさりげなくアピールしている。
OSはAndroid 16をベースにしたOriginOS 6を搭載。今回レビューした製品は中国モデルだが、グローバル展開も予定されている。中国モデルではvivo独自開発のAI「BlueAI」が搭載されており、アシスタント機能から文章やグラフィックの生成、写真加工などに利用されている。
また、ウルトラゲームモードも搭載しており、ゲーミングスマートフォンのように通知のオフやフレーム補完機能などができる。
OriginOSは若干クセがあるものの、全体のパフォーマンスは高く、カメラだけではなく日常利用からゲーミング、また動画の編集など重量級の作業をするのにも向いていると感じられた。日本で販売されていないことが惜しいと思えてしまうほどだ。
業界トップの驚異のカメラ性能
カメラは前述したように3つの高画質センサーを搭載。ツァイスと提携しており、レンズ設計や色再現のチューニング、ポートレート用の専用モードなどを共同で作り込んでいる。
広角は2億画素(F1.85)、焦点距離は35mmと、一般的なスマートフォンよりもデジタルカメラの広角寄りになっている。望遠も2億画素(F2.67)で焦点距離85mm。23mm換算で3.7倍となる。超広角は5000万画素(F2.0)でこちらは14mm、0.6倍となる。加えて色再現用として500万画素の原色センサーも搭載している。
カメラアプリのUIは、標準で倍率表示ではなくレンズの焦点距離表示になっている点がよりカメラらしさを演出している。通常はピクセルビニングによる1200万画素相当での撮影になるが、解像度切り替えで2500万画素、5000万画素、2億画素(超広角を除く)での撮影も可能だ。
望遠はデジタルで最大100倍、2412mm相当の撮影まで可能である。なお、望遠カメラはテレマクロ機能も搭載している。画面の下から上へスワイプすることで、ストリートスナップを手軽にとれるストリートモードも利用可能だ。
動画は全焦点距離で4K 120fps、または8K 30fpsに対応している。加えて10bit Log撮影も可能だ。ほかにもライブステージなどを10倍以上の高倍率で撮影できるステージモードも搭載。コンサート会場など暗いシーンでも、ステージ上の演者の1名を画面いっぱいのサイズで撮っても、ノイズの少ない明るい動画を撮影できる。
X300 Ultraをデジカメ風にするフォトグラフィーキットも別売される。専用ケースとグリップがセット。また、カメラバンプの円周部分は取り外し式で、標準ではシルバーのドレスアップリングが装着済み。別途ブラックのドレスアップリング、67mmのフィルターマウント、別売のテレコンレンズ装着用のアダプターがセットになっている。
グリップ部分には2300mAhの補助バッテリーも内蔵されている。ケースとは爪で固定され、X300 Ultra本体とはUSB Type-C端子で接続される。そのためシャッターや動画ボタン、ズーミングやカスタマイズダイヤルなど、すべてのボタン類の動作は遅延もなく快適に操作できる。画面オフからシャッターボタンを押すことで即座にカメラアプリを立ち上げることも可能だ。
ケース上部には左右にストラップホールがあるため、ここにストラップを取り付け首からぶら下げることもできる。
グリップの底面には三脚用のネジに加え、充電用のUSB Type-C端子と、こちらにもストラップホールを備えている。実はX300 Ultraにテレコンレンズをつけても、手持ち撮影できるほどAI手振れ補正は優れているのだが、じっくりと超望遠撮影をしたいときなどは、三脚を使うほうが良い。
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