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記者の耳 ちょっとそこらで聞いた話

ベンチャー始めるにはいくらかかるの?

2014年10月04日 07時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)/大江戸スタートアップ

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 短い人生、一度くらい自分のアイデアに全てを賭けてスタートアップしたいもの。でも起業っていくらかかるんだろう。

 日本政策金融公庫の「2013年度新規開業実態調査」によれば平均開業資金は1195万円。1995年の1770万円から比べると600万円近くも下がっているけど、うーん……やっぱりそれなり。ただ500万円未満の割合も34.8%と高いので、預金100万円チャレンジ中の私でもチャンスはあるのかも。

 では、成功しているベンチャーはどうなのか?

 聞けば、企業情報プラットホーム「SPEEDA」ユーザベースの開業資金は借入金を含めて3350万円とさすがにリッチ。ところが当時システム会社にSPEEDAの要件を出して見積もりをとったところ、提示された価格は4000万円だったとか。いきなり650万円の追加工面なんて無理!

 このままではせっかくのアイデアも水の泡になる、どうにかできないかと思っていたところ、ユーザベース稲垣裕介COOが東京工業大学大学院の天才エンジニア竹内秀行氏と出会い、破格といえる条件でSPEEDAの原型を作ってもらえたのだそう。

 「竹内さんに救われた。出会っていなかったら今の僕たちはなかった」とは、ユーザベースの梅田優祐CEO。お金はもちろん、いいご縁があるかどうかでベンチャーが成功するかどうかは決まりそう。記事をお読みの皆さま、私に素晴らしいビジネスアイデアがありますよ!



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