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記者の耳 ちょっとそこらで聞いた話

スマホで契約、空き地をレンタル 駐輪場ビジネスがITで変わる=日本コンピュータ・ダイナミクス、自転車創業

2014年12月14日 07時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)/大江戸スタートアップ

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 おじさんが「よっこいせ」と自転車を整理する、そんな風景は今や昔。

 管理台数は全国30万台以上、駐輪場ビジネスで年約41億円を売り上げる。駐輪場の電磁ロックシステムでトップシェアを誇るのが日本コンピュータ・ダイナミクスだ。

 駐輪場と縁遠く聞こえる社名だが、母体は1967年設立のシステム開発会社。1991年からIT技術を活用した駐車場事業を始め、いまでは事業全体の3割を稼いでいる。

 IT企業らしく、今年4月からはスマホから契約、駐輪料金がカード払いできる駐輪場システムを立川市など自治体に初導入。管理台数1.5万台規模で展開しているそうだ。

 同社の名前を知ったのは「シェアリング・エコノミー」と呼ばれる新たな産業領域で事業を営むベンチャーの集まり「シェアカンファレンス」。

 2008年の金融危機をきっかけとして、国内外で「シェア」(共有)が新たなビジネス概念として注目されている。フランスでは自転車を30分まで無料で貸し出し、乗り捨て可能な「サイクルシェアリング」が市民の足として普及しているという。

 インターネットを使い、遊休スペースを月極駐輪場として貸せる「駐輪場シェアリング」サービスが『ペダレスト』。同事業を営む自転車創業の中島大代表が、ITを活用した駐輪場ビジネスの先駆けとして日本コンピュータ・ダイナミクスを紹介していた。

 自転車創業では、駐輪場の課題を解決して、自転車の利用者を増やしていきたいと中島代表。短距離の移動手段を自動車から自転車に代え、駐輪場の市場規模を拡大したいと話す。

 当たり前のように使っている場所やモノにICT技術を導入することで、新たなビジネスモデルや付加価値が生まれる時代。市場規模が小さく、規制の少ない駐輪場ビジネスは、未来が垣間見える実験場なのだ。


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