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記者の耳 ちょっとそこらで聞いた話

ノキアはゴム長靴の会社だった

2014年10月11日 07時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)/大江戸スタートアップ

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 携帯電話メーカーとして名前の通ったノキアだが、実はフィンランドではゴム長靴のメーカーとしても知られているらしい。フィンランドのスタートアップイベント「SLUSH」記者説明会でそんな話を耳にした。

 ノキアの歴史には大きな変革がいくつかある。創業は1865年。創業者フレドリク・イデスタムがパルプ工場を建設し、フィンランドの伝統産業である製紙産業から事業をスタート。1967年にはゴム製品メーカーと提携し、ゴム長靴やタイヤといったゴム製品の製造・販売を始めている。

 私たちがよく知る携帯電話メーカーになったのは1980年代のこと。2000年代、携帯電話の販売台数シェアで世界トップを走ってきたが、スマートフォンの登場と相まって業績が停滞。2013年、携帯電話事業はマイクロソフトに売却された。現在、ノキアの本業はネットワーク事業に移っている。

 なお、ノキアのゴム長靴部門は独立し、ノキアン・フットウェア社として今もゴム長靴を販売中。北欧の雪にも負けないおしゃれな長靴は根強い人気があるそうだ。


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