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最大18コア、“Haswell-EP”世代のXeon E5-2600 v3が登場!第2回

幅広いワークロードに対応する柔軟な構成、運用管理の自動化などアピール

デル、第13世代の「PowerEdge」サーバー4機種を発表

2014年09月09日 11時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 デルは9月9日、x86サーバー「Dell PowerEdge」シリーズの新世代(第13世代)に当たる4機種を発表した。いずれも1CPU最大18コアを搭載する最新「Xeon E5-2600 v3」プロセッサーを搭載し(関連記事)、大容量のDDR4メモリ、高速なNVMe PCIe SSDを採用した「Express Flash」、新しい運用管理自動化機能などに対応している。

 発表されたのは、1Uラックマウント型の「PowerEdge R630」、2Uラックマウント型の「PowerEdge R730」、R730の内蔵ストレージを増強した「PowerEdge R730xd」、タワー型(5Uラックマウント型としても利用可能)の「PowerEdge T630」という4機種。

PowerEdgeサーバーポートフォリオ(「NEW」が今回発表の新製品)

 4機種共通のスペックとして、Xeon E5-2600 v3ファミリーのプロセッサーを2ソケット(最大36コア)搭載しており、DDR4メモリスロットを24個備える。発表時の最大メモリ容量は768GB(32GB×24)で、将来的には最大1.5TB(64GB×24)をサポート予定。また、DDR3からDDR4への進化によって、帯域幅は従来機比で15%拡張(1866MHzから2133MHzへ)し、メモリ消費電力は30~50%削減されている。

 また、いずれの機種も高速なフラッシュストレージであるNVMe PCIe SSDドライブのExpress Flashに対応している。Express Flashは2.5インチスロットに最大4台まで搭載でき、PCIeバスに直結されるため高IOPS/低レイテンシのストレージとして利用できる。

第13世代のPowerEdgeに搭載できる「Express Flash NVMe PCIe SSD」。400GB、800GB、1.6TBの3種類が用意されている。MLCフラッシュを採用し「400GBでリストプライスは26万円ほど」(デル)と、従来のPCIeフラッシュ製品より安価なこともポイント

 そのほか、Dell独自のリモート運用管理モジュールである「iDRAC(Integrated Dell Remote Access Controller(iDRAC)」の最新版、iDRAC 8を搭載している。NFC対応スマートフォンやUSBケーブルで直結したPCからiDRACを操作できるほか、多数台のサーバーを導入する際の自動一括設定などにも対応した。

 機種ごとに大きく違うのは内蔵ストレージだ。たとえば1UモデルのR630は、2.5インチ(HDD/SSD)×10または1.8インチ(SSD)×24のスロットを備える(シャーシでいずれかを選択)。また、R730xdは、前面が2.5インチ×24、3.5インチ×12、3.5インチ×16(4台は内部)、1.8インチ×18+3.5インチ×8という4種類のシャーシが用意されており、いずれも背面に2.5インチ×2を備える。

4機種とも2ソケットサーバーだが、内蔵ストレージ容量の違いや拡張性の違いによって異なる種類のワークロードに対応している

第13世代のPowerEdge、強化された「3つのポイント」

 説明会に出席したデル エンタープライズ・ソリューション統括本部 エンタープライズビジネス開発部 部長の馬場健太郎氏は、第13世代のPowerEdge(PowerEdge 13G)では「パフォーマンス向上」「データセンター効率化」「多様なワークロードへの最適化」という“3つのポイント”があると説明した。

PowerEdge 13Gサーバーで強化された“3つのポイント”

 PowerEdge 13GのiDRAC 8は、あらかじめXMLファイルとして作成されたハードウェア基本設定(BIOS、iDRAC、PERC、NIC)を読み込ませることで手作業での設定をなくす「iDRAC Direct」(USBメモリから読み込ませる)および「iDRAC Automatic Configuration」(DHCPサーバー、ファイルサーバーから読み込ませる)の設定自動化機能を備えている。これにより、多数のベアメタルサーバーをセットアップする際の作業省力化が実現する。

 なお、iDRAC Directによって、USBケーブルでサーバーに直結したPCからのiDRACにアクセスできるようになった。また、NFC対応のスマートフォンをフロントベゼルに近づけることでサーバー情報の取得や設定を行える「iDRAC Quick Sync」機能も備えている(T630を除く)。

NFC対応スマホをフロントベゼルに近づけるだけでサーバー情報の取得や設定を行える「iDRAC Quick Sync」機能(現状ではAndroidアプリのみ)

 また、PowerEdge 13Gでは仮想化/クラウド、デスクトップ仮想化(VDI)、Software-Defined Storage(SDS)、ビッグデータ、インメモリデータベースなど、さまざまなワークロードの特性に応じた構成が可能。馬場氏は今後、デルからのリファレンスアーキテクチャの提供や、ISVを通じたビジネスアプリケーションの構成済みソリューション提供も推進していくと述べた。

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