最大18コア、“Haswell-EP”世代のXeon E5-2600 v3が登場! 第1回
Haswellコアに移行、P-stateで電力制御も改善
最大18コアの「Xeon E5-2600 v3」発表
2014年09月09日 14時00分更新
インテルは9月9日、Xeon E5-2600 v3製品ファミリーを発表し、販売を開始した。
データセンター向けのCPUで、2013年9月にリリースしたE5-2600 v2の後継となるシリーズ。アーキテクチャーがv2のIvy bredge-EPからHaswell-EPになり、コア数は最大18コア、ハイパー・スレッディング・テクノロジーにより、36スレッドの同時処理が可能。プロセスルールはv2と同じく22nm。DDR4規格のメモリーを制御できる(6コアモデルがDDR4-1600、8コアモデルがDDR4-1866、10コアモデル、12コアモデルがDDR4-2133に対応)。メモリー周波数は最大1866MHzから最大2133MHzに向上している。
また、電力制御を改善。タスクの負荷に応じた、コアごとに異なる周波数での動作(P-State)により、アイドル時の消費電力抑制と、ピーク時の処理性能を両立させている。このほか、キャッシュを占有しているアプリケーションを検出し、優先度に応じてリスケジューリングする「キャッシュ・モニタリング」機能などをそなえる。新しいXeonファミリーには「アドバンスト(25〜30MB LLCキャッシュ/10コア、12コア)」「スタンダード(15〜20MB LLCキャッシュ/8コア、6コア)」「ベーシック(15MB LLCキャッシュ/6コア)」のほか、低消費電力版、ワークステーション向けなどが含まれ、全部で22種類が存在する。

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