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最大18コア、“Haswell-EP”世代のXeon E5-2600 v3が登場! 第7回

データセンター/エッジ/クラウドの3領域それぞれに向けたデザイン

シスコが「UCS Mini」などUCS新機種を投入、適用領域を拡大

2014年09月19日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 シスコシステムズは9月18日、「Cisco Unified Computing System(Cisco UCS)」の新製品群を発表した。最新のXeon E5-2600 v3プロセッサを搭載したデータセンター向け新機種のほか、新たにブランチオフィスなどのエッジ向け小型機種、クラウドやビッグデータ処理基盤向けの高密度機種もラインアップしている。

 今回発表された新製品群は、「データセンター領域」「エッジ領域」「クラウド領域」の3領域でそれぞれに求められる要件に対応した設計となっている。

データセンター/エッジ/クラウドの3領域に対応した設計のUCS製品を投入し、高い運用管理性を維持しながら適用領域を拡大していく

 発表会に出席したシスコシステムズ 執行役員 データセンター/バーチャライゼーション事業担当の俵雄一氏は、UCSの発売から5年が経過する中で、顧客から最も評価されているポイントは「サービスプロファイル技術」「ポリシーベースの管理」などを通じた高い運用管理性だと説明した。これまでは仮想環境/プライベートクラウド基盤としての導入が多かったUCSだが、新製品の投入によって、その価値を維持しながら適用領域を拡大していく方針。

シスコシステムズ 執行役員 データセンター/バーチャライゼーション事業担当の俵雄一氏。「UCSの本質的なバリューを生かしながら、エッジ、クラウドといった新領域を開拓していく。今回は(単なる新製品とは)“次元の違う発表”であり、シスコ社内では“UCS 2.0”と呼んでいる」

データセンター向け“第4世代”UCSは最新Xeon搭載、最大36コア

 まず、従来から提供されてきたデータセンター向け機種は“第4世代”となり、最新の「Xeon E5-2600 v3」プロセッサーを搭載したラックマウント型2機種、ブレード型1機種が発表された。いずれも2ソケット(最大36コア)を備え、DDR4 DIMMを24スロット(最大768GB)搭載できる。

データセンター向け機種として、2U/2ソケットの「UCS C240 M4」、1U/2ソケットの「UCS C220 M4」、ブレードの「UCS B200 M4」が追加された。なお、第3世代モデル(M3シリーズ)も引き続き販売する

 各機種とも、次世代(第3世代)のUCS仮想インタフェースカード「UCS VIC 1300シリーズ」に対応する。VICは、LANとSAN(FCoE)のトラフィックを単一の物理インタフェースに統合し、UCSのサーバーとファブリックインターコネクトの接続を簡素化するインタフェース。サーバー側には仮想インタフェース(vNIC/vHBA)を提供する。第3世代VICでは、PCIe 3.0に対応するなど処理性能が向上している。

 最小構成価格(税抜、保守サービス含まず。以下同様)は、C220 M4が6560ドル、C240 M4が6750ドル、B200 M4が6220ドル。

 なお、管理製品の「UCS Director」も機能拡張がなされており、UCS(コンピューティング/ネットワーク)、ストレージを含む統合インフラ全体のパフォーマンスを単一ビューで監視できる機能、Cisco ACIとの連携によるプロビジョニング自動化機能などが追加されている。

UCS Directorも機能強化された。インフラ全体の統合監視機能、ACIとの連携機能、大規模クラスタの管理機能などが提供される

UCSのすべてをブレードシャーシに詰め込んだ「UCS Mini」

 「UCS Mini」は、企業の支社や遠隔サイトといったエッジ向けに提供される、エントリークラスのUCSだ。これまでラックマウント型(ToR型)で提供してきたUCSのファブリックインターコネクトをブレードシャーシに内蔵することで、UCSの全機能を“オールインワンパッケージ”化している。

 具体的には、UCSブレードサーバーシャーシの背面に挿入できる「6324ファブリックインターコネクト」が新製品として追加され、既存のブレードサーバー(B200 M3)と組み合わせてUCS Miniを構成することができる。

UCS Miniは、ブレードシャーシ背面に搭載できるファブリックインターコネクト(新製品)を利用して構成する。サーバー1~15台規模の、フル機能のUCSを導入できる

 なお、UCS Miniは100ボルト電源に対応しており、データセンター/サーバールーム以外の環境にも設置できる(電源容量により構成が制限される場合もある)。また、複数拠点にあるUCSを統合管理する「UCS Central」にも対応しており、企業の本社から一元管理

 UCS Miniの最小構成価格(ブレードサーバーを含まず)は、3万168ドルとなっている。

クラウド向けの多ノード/大容量ローカルストレージ搭載機種も

 「UCS Mシリーズ」は、単一のアプリケーションを多数のサーバーで動作させることの多い、サービスプロバイダーやオンラインゲームプロバイダーなどの環境を前提としたモジュラーサーバーだ。

 Mシリーズでは、2Uサイズのシャーシに1/4Uサイズのコンピューティングカートリッジを最大8つ装着できる。カートリッジ1つあたり独立した2ノードのXeon E3対応1ソケットサーバー(CPU、メモリ)を搭載しているが、HDD/SSDやネットワークインタフェースはシャーシ側に搭載したものを全ノードで共有する仕組みとなっている。なお販売開始予定は10月で、価格は未定。

多数のコンピュートノードで、ローカルストレージ(SSD)やネットワークインタフェースを共有する「UCS Mシリーズ」

 また、ビッグデータ処理やオブジェクトストレージ向けに、大容量のローカルストレージ(DAS)を搭載する「UCS C3160」も投入された。C3160は、4Uサイズの本体に最大360TB(3.5インチHDD×60+SSDブートドライブ×2)を内蔵する2ソケット(Xeon E5-2600 v2)サーバーで、本体奥行は約80センチ(31.8インチ)と一般的なサーバーラックに設置できる。最小構成価格は9万8600ドルとなっている。

4Uサイズで最大360TBのローカルストレージを内蔵する「UCS C3160」。OpenStackやCephのオブジェクトストレージ、あるいはビッグデータ処理の基盤としての利用が想定されている

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