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XeonプロセッサーE7 v3やNVMe PCIe SSDなどで高性能を実現

デル、第13世代で最強を謳う「PowerEdge R930」投入

2015年05月20日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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 5月19日、デルは「第13世代のサーバーラインナップで最強」を謳う4ソケットサーバー「Dell PowerEdge R930」を発表した。CRM、ERP、OLTP、およびインメモリDBを含む、もっとも要求の厳しいエンタープライズアプリケーションのパフォーマンスを最大限に高めるべく、柔軟な拡張を可能にしたことで、トランザクションや業務を最適化し、レイテンシの大幅な削減を実現するという。

4ソケットサーバー「Dell PowerEdge R930」

 R930ではプロセッサーあたり最大18コアの構成が可能なインテル XeonプロセッサーE7 v3製品ファミリーを搭載することで、前世代モデルと比べて22%のパフォーマンス向上を実現。また、96個のDIMMスロットと24台のハードドライブを備え、多種多様なワークロードの要件に対して容易に適応する。4ソケットで72基すべてのプロセッサーコアを活用した場合、最大6TB(64GB DIMMで構成)のDDR4メモリにアクセス可能になる。

 また、最大8個の「PowerEdge Express Flash NVMe PCIe SSD」により、コンピューティング、メモリ、I/O全体のパフォーマンスを最適化する。新たに3.2TBのPCle SSDの出荷を開始。フロントローディングや2.5インチホットプラグに対応し、従来型のSSDと比べて最大10倍のI/Oオペレーションを実現する。

 さらにHDDとサンディスクのDASキャッシュを用いたSAS SSDとHDDによるハイブリット構成も利用でき、オールフラッシュ構成時と価格面で比較した際に23%のコスト削減、オールHDD構成時と比べて約9倍のパフォーマンス向上が可能になっているという。インテル E7 RASの機能により、大量のデータ処理を必要とするミッションクリティカルなアプリケーションの保護を実現する。

 Dell OpenManageポートフォリオには、エージェント不要のライフサイクルコントローラーテクノロジーを搭載した 「Dell Remote Access Controller(iDRAC)」 が内蔵。サーバーのライフサイクル管理タスクをシンプル化し、自動化する。

 最小構成価格は190万8200円(税抜)からとなっている。

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