このページの本文へ

「iOS 8」で広がる世界—WWDC 2014をダイジェストで振り返る

2014年06月04日 23時00分更新

文● 鈴木淳也(Junya Suzuki)

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

素早い操作とデバイス間連携の強化

 新機能の「Interactive Notification」では、iOS 7以降に登場した画面上端に出現する通知メッセージに対し、そのまま返信などが可能になっている。従来であればメッセージ確認後に該当アプリを呼び出して返信していたが、現在起動中のアプリを終了せずにそのまま通知メッセージウィンドウ上で対応可能になった。この仕組みはサードパーティにも開放されており、例えばFacebookで「いいね(Like)」がすぐに行なえるなど、即答性が高くなっている。

新機能の「Interactive Notification」について説明するCraig Federighi氏。iMessage受信通知のポップアップが出現したら、現在利用しているアプリを終了せずにそのまま即返信が可能な仕組み。Facebookのようなサードパーティアプリでの対応や、ロックスクリーンからの対応も可能

 アプリ切り替え画面では上端に「よく連絡を取り合う人物」が顔アイコンで表示されており、ここから直接コンタクトを取ることも可能だ。

アプリ切り替え画面では、よく連絡を取り合う人物が一覧表示され、人物の顔アイコンをタップすると複数の連絡手段が提示される

iPadを対象にしたUI改良も

 iPadを対象にしたUI改良も行なわれており、例えばSafariのタブ切り替え画面ではタブ一覧がグループ表示されて閲覧性が上がっているほか、Mailアプリではメッセージ一覧を使ってラベル付与やメッセージ削除が簡単に行なえるようになっている。

iPadで新しくなったSafariのタブ切り替え画面。従来はすべてのタブが同じ扱いで3D表示されていたが、iOS 8ではグループ表示されるようになった

MailアプリもiPad版ではUIが変更されており、件名部分を左右にスライドするだけでラベルを付けたり、そのままメッセージを削除することが可能に

カテゴリートップへ

ASCII.jp RSS2.0 配信中