噂の新機能が「iOS 8」に登場
医療機関との連携も可能になる「HealthKit」
そして、今回目玉機能のひとつとなるのが「Health」関連の機能強化だ。現在では「フィットネス」関連中心のHealthだが、iOSでは「医療機関との連携による健康管理」にも着目しており、心拍数や血圧など関連データを集計して医療機関での遠隔診断といった仕組みの構築も視野に入れているようだ。そのための仕組みが「HealthKit」として提供され、ユーザーはサードパーティ製ハードウェアや関連医療機関から提供されるデータをHealthアプリを通じて一括管理できるようになる。
家族間で手軽に情報共有できる「Family Sharing」
家族間で連絡先やカレンダー、写真アルバムなどを共有する「Family Sharing」機能の提供も発表されている。従来は「ペアレンタルコントロール」の形で親が子供の持つデバイスを管理することが中心だったが、こうした仕掛けはそのままに、家族間での情報共有が中心となって機能強化が図られている。
iPhotoもパワーアップ、iCloudの有料プランが最大1TBに
iPhotoの機能が強化されており、iOSデバイス単体でさらに高度な写真加工が可能になっている。撮影または加工した写真はiCloudを介して複数デバイス間で共有が可能で、その容量も無料の5GBから、有料プランの最大1TBまで対応している。
Shazamと提携、楽曲認識機能がSiriに追加
iOS 8のさらなる追加機能として、Siriと中国市場向けの機能強化も発表されている。特に、Siriに新たに追加された楽曲認識機能は興味深い。Shazamとの提携で実現したもので、「曲はわかるけどその曲名やアーティストはわからない」といった状況で曲を調べるのに有効だ。
