文字入力の推測機能を強化、日本語入力システムも対応
よくある文章のパターンを認識して、選択候補から単語を選ぶだけですぐに文章が組み立てられる機能も搭載されている。日本語入力システムにも同種の機能が搭載されているとのことで、秋の正式リリースを楽しみにしておくといいかもしれない。
複数デバイスでアプリの作業内容を引き継ぐ
「Continuity」機能
別のiOS/Macデバイスでのアプリの作業内容を引き継ぐことが可能な「Continuity」もiOS 8の特徴のひとつ。近隣にあるデバイス同士が認識し合い、ロック画面左下に出現するアイコンをスワイプするとContinuity機能が利用できる。iPhone同士だけでなく、iPadやMacまで、異なる種類のデバイスでも同機能は利用できる。
iMessageではグループチャット機能が強化、
AirDropではiOSとOS Xが連携可能に
iMessageではグループチャット機能が強化されているほか、動画/音声メッセージの送受信にも対応した。AirDropは従来のiOS同士だけでなく、OS Xも対象となり、Continuity機能と合わせて利便性が増している。また、iCloud Storageを使ってのデバイス間ファイル同期が可能になっており、こちらはWindowsデバイスも対象とできるため、作業の可搬性が全体に高くなった。
企業ユーザーによる要求に応える機能強化も
従来まで「Appleのスマートフォン」といった印象の強かったiPhoneだが、サードパーティによる対応アプリやサービスの数も増え続けており、ひとつのプラットフォームとして重要度を増している。
最近ではBlackBerryなどの端末からiPhoneやiPadへと乗り換えを進める企業も増えており、こうした企業ユーザーを対象にした機能強化もiOS 8では行なわれた。