Yosemiteは、インターフェース強化とGUIデザインがリファインされ、よりiOSに近づけたものとなっている。新デザインのアイコン、メニュー類を暗く表示できるダークモード(dark mode)などが採用されたほか、通知センターではカレンダー/リマインダーなどのウィジェットを扱うようになった。さらに、Mac App Storeから新たなウィジェットを追加できる。
また、Spotlightは画面中央に表示されるようになり、インターネットやWikipedia、地図の検索が可能。iOS/OSX間でのAir Drop対応も実現した。
OS X/iOS/Windowsからアクセス/共有できるオンラインストレージ「iCloud Drive」も発表された。
「Mail」では、「Mail Drop」機能による「iCloud」経由での添付データの受け渡し、「Mark up」機能による画像の加工などが可能になった。矢印や吹き出しなどの注釈を加えられる。Webブラウザー「Safari」は、WebGL、SPDY、HTML5 Premium Videoなどをサポートした。
「Hand off」機能を新たに搭載し、Yosemite搭載Macは、iOSデバイスとの連動が強化された。例えば、Yosemite上で書きかけとなったメールの続きを、iOSデバイスで書くなどが可能だ。逆に、iOSデバイス上のデータを、Yosemite上で引きついで扱うこともできる。
「Messages」以外のアプリによるSMSも受信できるほか、OSX上で電話の送受信も可能になった。iPhoneとMacがお互いに認識する「Instant Hotspot」機能も搭載している。
このほか、2Dゲーム向けのAPI群「SpriteKit」、3Dゲーム向けの「SceneKit」も発表された。