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まもなく試験放送スタート!! あなたの知らない4Kの世界 第2回

BDレコからスマホまで……こんなにあった! 4K対応デジタル製品

2014年05月27日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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PCも本格的に4K表示の時代へ!
広大なデスクトップは使いやすさも魅力

東芝「dynabook T954」は15.6インチの4Kディスプレーを搭載。3840×2160/30pでの外部出力も可能だ

東芝「dynabook T954」(Officeなしモデルの直販価格は22万1400円)は15.6インチの4Kディスプレーを搭載。3840×2160/30pでの外部映像出力も可能だ

 デスクトップPCでは、もはやエントリークラスのビデオカードでも4K出力が可能。具体的には、RADEONなら「RADEON HD 7700」以上(RADEON R5/R7/R9も可)、GeForceなら「GeForce GT 630」以上(現行のGeForce GTXシリーズも可)であれば4K出力できる。さらに、最近はノートPCでも4K表示が可能なものが出はじめている。

レノボの4Kディスプレー「ThinkVision Pro 2840m Wide」(左、直販価格7万7760円~)とデルの4Kディスプレー「P2815Q」(右、直販価格6万9979円)。この2機種は次回詳しく紹介する

MMD Singapore 日本事務所が販売するフィリップスブランドの4Kディスプレー「288P6LJEB/11」(7万8000円前後)

MMD Singapore 日本事務所が販売するフィリップスブランドの4Kディスプレー「288P6LJEB/11」(7万8000円前後)

ASUSが5月下旬に発売予定の4Kディスプレー「PB287Q」(予想実売価格7万9000円前後)

ASUSが5月下旬に発売予定の4Kディスプレー「PB287Q」(予想実売価格7万9000円前後)。4K/60p入力(DisplayPort)に対応する

 もちろん、4K対応のビデオカードが登場しているので、4K表示が可能な液晶ディスプレーも発売されている。特に28インチのものは7~8万円程度の価格で販売されており、4K製品としては手が出しやすい感じになっている。

 なお、PC(グラボ)のHDMI端子は、基本的に(HDMI 1.4aまでとなるため)4K/60p出力はできないが、DisplayPortであれば4K/60p出力が可能。つまり、DisplayPort非搭載の4Kテレビには4K/60p出力はできないと考えたほうがいいだろう。

4Kアップコンバート機能を備えるBDレコーダー

ソニーのBDレコーダー最上位モデル「BDZ-EX3000」(実売23万円前後)

ソニーのBDレコーダー最上位モデル「BDZ-EX3000」(実売23万円前後)。4Kアップコンバートを搭載し、2KのBDコンテンツも4Kテレビに高精細表示できる

パナソニックの「DIGA」最上位機種「DMR-BZT9600」(実売33万円前後)

パナソニックの「DIGA」最上位機種「DMR-BZT9600」(実売33万円前後)にも4Kアップコンバート機能が搭載されている

 BDレコーダー関連では、BDソフトなどを4K化して出力できる「4Kアップコンバート」機能を備えたモデルが増えてきている。

 特にパナソニックの最上位モデルの「DMR-BZT9600」は、4K/60p出力も可能で、テレビ放送なども4K出力ができる。

 4Kテレビ向けの機能なので、すべてのBDレコーダーが搭載するわけではないだろうが、4Kテレビの普及に合わせて対応機器は増えていくものと思われる。

実はパナソニックのBDレコーダーは、ほとんどの機種が4Kアップコンバートに対応。全チャンネル常時録画機(右)ですら4K対応となっている


次ページに続く。「AVアンプ、シアター機器も続々と4Kに対応」

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