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まもなく試験放送スタート!! あなたの知らない4Kの世界第4回

最新4Kテレビのトレンドは「広色域」と「ハイダイナミックレンジ」

2014年05月29日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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 薄型テレビをはじめとして、BDレコや撮影のためのビデオカメラ、そして4K試験放送と次第に環境が整ってきている「4K」。最終回となる今回は、その本丸といっても過言ではない4Kテレビについて、最新モデルがどこまで画質的に進化しているか解説しよう。

最新4Kテレビの画質に関するアドバンテージとは?

 まず、今春登場の各社の4Kテレビを見ていくと、画質面についてはいくつかの技術的なトレンドがあることがわかる。

従来の色域よりも広い表現を各社目指している(写真は東芝「Z9X」) 従来の色域よりも広い表現を各社目指している(写真は東芝「Z9X」)

 ひとつは広色域再現。4Kテレビとしては昨年ソニーがいちはやく採り入れてきた技術だが、各社も同様に広色域再現をアピールしてきている。

 そして、HDR(ハイダイナミックレンジ)。これはデジタルカメラなどでも使われる言葉だが、映像の明暗の再現の幅を広げるための技術。

 液晶パネルそのもの明暗のダイナミックレンジはコントラスト比という性能で表されるがが、画質評価で言うと、暗部の再現性や深い黒の再現の優秀さを示すのに対し、HDRは明るい日差しのまぶしい輝きなど、明るさ方向の再現性を示すものと考えていいだろう。

液晶パネルの下にLEDを敷き詰める直下型LED(写真は東芝「Z9X」) 液晶パネルの下にLEDを敷き詰める直下型LED(写真は東芝「Z9X」)

 最後は直下型LEDバックライト。コストはやや高くなるため、現在は高級機での採用に限定されているものの、液晶パネルのコントラスト性能を高めるためには欠かせない技術と言える。

 これらの技術トレンドが目指すものは、表現領域の拡大。明暗の幅を広げ、色の再現領域も拡大する。4Kパネルによって高まった高精細な映像をベースとして、表現の幅を広げることで、よりリアルな映像を再現しようというわけだ。

 もちろん、技術的な方向性は同じでも、各社によってアプローチはさまざまだ。そのあたりの違いを詳しく紹介しつつ、今回はソニーと東芝を例にして実際の製品の画質をチェックしていく。


(次ページに続く、「ソニー「BRAVIA」に直下型LEDバックライト復活!!」)

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