既報の通り、シャープが4K試験放送に対応したデジタルレコーダー「TU-UD1000」と4Kテレビ「AQUOS UD20」シリーズを発表。これと同時に、次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)が6月2日から4K放送の試験サービスを開始すると発表した。
試験サービスは「Channel 4K」という名称で、6月2日の13:00から開始予定。124/128度CSデジタル放送(チャンネル番号は502)で、基本的に13:00~19:00までの6時間放送を行なう。当初は同フォーラム加盟の放送各社が制作した4K60pの番組を放送するとのこと。
映像圧縮方式にはHEVCを採用し、受信には4K放送対応テレビ(HDMI 2.0およびHDCP 2.2対応)とChannel 4K対応受信機(TU-UD1000)、スカパー! ICカード、124/128度CSデジタル放送対応アンテナが必要となる。受信料は無料だ。
シャープは発表会を開催。同社デジタル情報家電事業本部 液晶デジタルシステム第一事業部 事業部長 戸祭正信氏は、地上デジタル放送が全都道府県に拡大した2006年12月から約8年が経ち、テレビの買い替えサイクルからして今年の夏以降、テレビの販売台数が伸長すると見込んでいる。
そのうえで6月以降、同社テレビの50V型以上の販売構成比において4Kテレビの比率を20%以上にするという目標を掲げた。また、2013年の4Kテレビ市場における同社のシェアは1割強だったが、今年は3割程度のシェア獲得を目指すとした。
