試験放送の開始日程が具体的になったことで、にわかに脚光を浴びている「4K」。多くの人たちは真っ先に4Kテレビを思い浮かべるだろう。逆に言えば、それしか思い浮かばない人が多いだろうし、4Kテレビにしても製品数は少ないと思っている人がほとんどだろう。
しかし、ホームシアター機器など4K対応の機器は思った以上に増えており、製品としてのジャンルはかなり多彩だ。そこで、今回は製品カテゴリー別に主要な4K対応製品を紹介していこう。
プライベートルームにも適した40V型クラスも登場
ラインナップ充実の4Kテレビ
4Kテレビは各社が続々と参入しており、国内メーカーではシャープ、ソニー、東芝、パナソニック、海外メーカーではLGエレクトロニクスが日本で製品を発売している。
上記で取り上げたような最新モデルでは、前回紹介したHDMI 2.0やHDCP 2.2への対応も問題はなさそう。ただし、上に掲載していない旧機種はアップデート対応などが必要な場合がある。
今春モデルの注目は、40V型クラスのモデルも投入されてきたこと。大画面だけでなく、パーソナル用途に向けたミドルサイズのモデルは価格もより安価なこともあり、気になる人も多いだろう。
今後の新機能としては、4K放送が本放送となると4K放送チューナー内蔵機が登場する可能性もあるだろう。あとは、4Kコンテンツの家庭内ネットワークでの配信や携帯端末への転送などがどうなるかだが、これについては今のところは具体的な動きはまだない。
大画面ならばこちらがお得? 4Kプロジェクター
100インチを超える大画面投影も可能な液晶プロジェクターも、高級モデルは4K対応となっている。
ソニーは4090×2160画素の4Kパネルを採用。ビクターは解像度は1920×1080ながらも独自の「e-shift」技術で4K表示を可能にしている。まだまだ高価な製品が多いので、より手頃な価格のモデルにも登場を期待したいところだ。
次ページに続く。「4K対応のビデオカメラ、デジタルカメラ」
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