コンパクトだが尖っている「DSC-RX100M2」
DSC-RX100M2のサイズは101.6mmx58.1mm×38.3mmで、女性からするとちょっと大きく、男性からすると手のひらに載る印象。重量はバッテリー/メディア込みで約281g。サイズからすると少し重く感じるのだが、変に軽いとホールドがおろそかになりやすいので、個人的にはちょうどいい重量感だ。
イメージセンサーはAPS-Cではなく、1.0型で2020万画素の"ExmorR" CMOSセンサーを採用。前モデルであるRX100も1.0型だが、イメージセンサーは刷新されている。レンズはカールツァイス「バリオ・ゾナーT*」レンズで、ワイド端でF1.8、テレ端で4.9と条件付きだが、明るいレンズを採用している点もチェックポイントだろう。
DSC-RX100M2は、デザインだけを見るとカメラに慣れている人向きに思うかもしれないが、エントリー向きのコンパクトデジタルカメラとして十分すぎる性能を備えている。定番機能の「おまかせオート」、認識シーンに応じて連写を行ない画像を合成処理(重ね合わせ撮影)を行なう「プレミアムおまかせオート」、「シーンセレクション(SCNモード)」などが充実しており、初心者にも扱いやすいだろう。
また勉強してステップアップしていきたいという方にも、DSC-RX100M2は後述のカスタム機能が豊富なためデジタル一眼への入門機としてオススメしやすく、デジタル一眼の入手後も役立つサブ機として活躍してくれるだろう。