セルフポートレイト、つまりひとりで自分を撮るというと、長い間、三脚とセルフタイマーが友達だった。今ではスマホのインカメラでの“自撮り”がとてもお手軽だ。ただインカメラでは画質が悪く、また画角も制限されてしまう。キレイに撮りたい場合は、再び三脚とセルフタイマーのお世話に……といった堂々巡りの事情が炸裂してしまうのだが、そこを華麗に打開する手段が実現している。ミラーレスカメラ「α5000」を利用して、最新の“ぼっち”撮影事情を見ていこう。
2014年注目のお手軽エントリーミラーレス「α5000」
α5000は、2014年2月に発売開始されたばかりの新型だ。編集部に届いていたのは、「α5000 パワーズームレンズキット」(ILCE-5000L)。キットレンズとして「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」が付属するモデル。イメージセンサーはAPS-Cで2010万画素。ISO100〜16000までに対応するほか、定番となった全画素超解像ズームや13種類のピクチャーエフェクトを備えている。
また、上方向に180度動く背面ディスプレーによって自撮りが可能なほか、Wi-Fi機能、カメラに好きな機能を追加できる「PlayMemories Camera Apps」などにも注目だ。機能的な弱点はマルチインターフェースシュー対応がなく、いわゆる外付けフラッシュを使用できないところ。ただし、手持ち夜景モードやHigh ISO対応などもあるため、それなりの回避は可能だ。
主なスペック | |
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機種名 | ソニー「α5000 |
価格 | 5万2800円(本体のみ、ソニーストア |
使用レンズ | ソニーEマウントレンズ |
撮像素子 | APS-Cサイズ(23.2×15.4mm) "Exmor" APS HD CMOSセンサー、アスペクト比3:2 |
有効画素数 | 約2010万画素 |
ISO感度 | ISO 100-ISO 16000 |
ディスプレー(背面) | 3.0型ワイド 約46万800ドット 上約180度に可動 |
インターフェース | microUSB 2.0端子、microHDMI端子、NFC対応、Wi-Fi対応、Eye-Fi対応 |
記録フォーマット | 静止画:JPEG、RAW(Sony ARW 2.3 format)、動画:AVCHD Ver2.0/MP4 |
バッテリー駆動時間 | 静止画撮影時約420枚、実動画撮影時約95分、連続動画撮影時約150分 |
本体サイズ/重量 | 幅109.6×奥行35.7×高さ62.8mm/約269g(バッテリー、メディア込み) |
