NEX-5Rから取材用カメラの座を奪った「DSC-RX100M2」がステキ
大先輩ライターであるところの四本淑三氏が『ソニーの「DSC-RX10」にプロライターが感謝したワケ』で「DSC-RX10」に“ハァハァ”していたそのころ、筆者は取材用カメラの見直しを考えていた。
筆者は、新製品の発表会などにデジタル一眼カメラを持ち込むことはまれで(好きな芸能人が参加する場合は別)、もっぱら「NEX-5R」を利用している。NEXシリーズは、APS-Cサイズのイメージセンサーを採用したコンパクトなミラーレス一眼で、その携行性と描写性能が秀逸だ。
その発展系にあたるフルサイズミラーレス一眼「α7」の人気もうなずけるのだが、普段利用している取材用バックパックに対して、サイズがちょっと大きいと感じてしまう。バックパックのほうを変えればいいのだが、そうすると機動性が失われる。手さげカバンを利用する場合だと、NEX-5Rのサイズでもちょっと大きすぎるくらいだ。
そんなことを考えつつ、フラフラッと大手量販店でチェックをしていたときに出会ったのが、「DSC-RX100M2」だ。
DSC-RX100M2は、ハイスペックなコンパクトデジタルカメラで、機能面で取材で活躍しそうと判断した点に加えて、「α100」から「α700」「α900」とαシリーズ
を愛用し、NEXシリーズ
では「NEX-5D」「NEX-5R」を酷使しており、SONY製のイメージセンサーやインターフェースに慣れていた点も選択理由になる。もうひとつ、上方向約84度/下方向約45度まで角度を変えられるおかげで、意外と取材現場で活躍する可動式「チルト液晶モニター」の存在も決め手になった。購入時はそんな程度のチェックで済ませていたのだが、使い込んでいくうちにすっかり気に入ってしまったので、数回にてDSC-RX100M2
で遊んでみたい。
主なスペック | |
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機種名 | ソニー「DSC-RX100M2 |
価格 | 6万9980円(ソニーストア |
撮像素子 | 1.0型(13.2×8.8mm) 裏面照射型Exmor R CMOSセンサー、アスペクト比3:2 |
有効画素数 | 約2020万画素 |
レンズ焦点距離 | F=10.4-37.1mm /35mmフィルムフォーマット換算値: 28-100mm(静止画アスペクト比3:2の場合) |
F値 | F1.8(ワイド端時)-4.9(テレ端時) |
感度設定 | ISO 160-12800(ISO 25600は重ね合わせ連写を利用) |
ディスプレー | 3.0型(4:3)約122.9万ドット エクストラファイン液晶 チルト機能有(上84度、下45度) |
ファインダー | 別売(電子ビューファインダー「FDA-EV1MK」) |
インターフェース | microUSB 2.0端子、microHDMI端子、マルチ端子、NFC機能、Wi-Fi対応、Eye-Fi対応 |
記録フォーマット | 静止画:JPEG、RAW(Sony ARW 2.3 format)、動画:AVCHD Ver2.0/MP4 |
バッテリー駆動時間 | 静止画撮影時約350枚/約175分、実動画撮影時約45分(MP4 12Mの連続撮影可能時間は約15分)、連続動画撮影時約80分(MP4 12Mの連続撮影可能時間は約15分) |
本体サイズ/重量 | 幅101.6×奥行38.3×高さ58.1mm/約281g(バッテリー、メディア込み) |
