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日本上陸(?)のスマホも続々発表! MWC 2014レポ第14回

クアルコムが64bit&8コアの「Snapdragon 615」を発表!

2014年02月25日 20時55分更新

文● 平澤寿康

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 クアルコムはMWC 2014初日の24日(現地時間)に記者発表会を開催し、モバイル向けSoC「Snapdragon」シリーズの新モデルとなる「Snapdragon 615」「同610」を発表。合わせて、車載向けとして世界初となる、20nmプロセスかつLTE Advanced Category 6対応モデム「Gobi 9x30」も発表した。

Snapdragon 615などの新製品について説明した、Qualcomm Technologiesの副社長、Murthy Renduchintala氏

「Snapdragon 615」は、モバイル向けSoCでは世界初
5モードグローバルLTE対応の64bit&8コアSoC

 「Snapdragon 615」と「Snapdragon 610」は、ハイエンドモバイル端末向けでおなじみのSnapdragonシリーズの新SoCだ。双方ともARMv8アーキテクチャ対応の64bitプロセッサを搭載しており、1月のCESで発表されたSnapdragon 410に続く64bit対応Snapdragonシリーズとなる。

 プロセッサコア数は、Snpdragon 615は8コア(オクタコア)、Snapdragon 610は4コア(クアッドコア)。また双方ともLTEはFDD-LTEとTD-LTEに両対応するとともに、全世界の主要バンドをカバーし、地域を問わず全世界でLTE通信が可能という。

Snapdragon 615は、ARMv8アーキテクチャ対応64bit CPUコアを8個搭載。Snapdragonのミドルレンジシリーズだが、ハイエンドのSnapdragon 800シリーズに匹敵する高い性能や機能を備える

 3GはHSPA+(最大42Mbps)、CDMA、TD-SCDMAをサポートする。LTE Category 4対応で、速度は下り最大150Mbps。5モードグローバルLTE対応の64bitオクタコアSoCは、Snapdragon 615が世界初としている。

 統合されているGPUは、Snapdragon 800シリーズで採用されているAdreno 400シリーズの派生モデルとなるAdreno 405。対応するAPIはDirectX 11.2およびOpen GL ES3.0。OpenCLにも対応し、GPGPUコンピューティングをサポート。また、H.265(HEVC)ハードウェアデコーダーも内蔵。最大2560×1600ドットの表示出力に対応し、超高解像度パネルへも柔軟に対応できるという。

 このほか、IEEE802.11ac対応の無線LAN、Bluetooth 4.1も標準搭載される。

 Snapdragon 610/615は、2014年第3四半期にサンプル出荷が開始され、搭載製品は2014年第4四半期に登場予定とのこと。

 なお、Snapdragonの64bit対応が、Snapdragon 410、Snapdragon 610/615とエントリーやミドルレンジから進み、ハイエンドのSnapdragon 800シリーズがまだ対応していないという点に対し、Murthy Renduchintala氏は、「スケジュールの関係でたまたまミドルレンジ以下からの対応となったが、Snapdragon 800シリーズでの対応も進めている。今後64bitが主流になるのは明かなので、適切なタイミングで投入する予定」と、順調に開発が進んでいることを示唆した。

Xperia Z2にも搭載されるSnapdragon 801は
Snapdragon 800の強化版

 Snapdragonシリーズの新モデルとなる、「Snapdragon 801」の説明も行なわれた。こちらは、Snapdragon 800をベースとしており、性能や機能を強化。同日にソニーモバイルが発表した「Xperia Z2」および「Xperia Z2 Tablet」にも採用されている(関連記事)。

Snapdragon 800の機能強化版にあたるSnapdragon 801。CPUやGPUなどの処理能力の向上や、機能の追加が実現されている

 CPUコアはKrait 400を4コア搭載し、GPUはAdreno 330を採用と、Snapdragon 800とほぼ同じだが、CPUの動作クロックが最大2.5GHzに高められたのに加え、各種仕様面の強化により、性能や機能が強化されている。

 性能面では、CPUの処理能力が14%、GPUの描画能力が28%、DSPの処理能力が18%、それぞれ向上。メモリーの速度も17%高速となり、全体的な処理能力が大きく向上。重い作業も従来より高速に処理できるようになり、端末の快適度が向上するという。

 機能面では、1080PのH.265(HEVC)動画をサポート。カメラの処理機能も向上し、撮影処理を高速にできるようになったという。また、内蔵ストレージ用の接続インターフェースとして、最大400MB/秒の転送速度を誇るeMMC 5.0をサポートし、ストレージ性能も向上。そして、ハードウェアマルチSIMにも対応している。

 Xperia Z2に搭載されていることからもわかるように、Snapdragon 801はすでに出荷が開始しており、今後搭載端末が続々登場するものと思われる。

Snapdragon 801は、ソニーの最新スマホ「Xperia Z2」などに早速採用されている

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