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スマホで鍛えられた小型多機能CPUがマルチコプターを進化させそう

クアルコム、Snapdragonを頭脳としたドローンをCESで発表

2015年01月07日 15時05分更新

文● 行正和義

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The Qualcomm Snapdragon Cargo flying drone

 クアルコムはSnapdragonを頭脳としたマルチコプターを開発、CES 2015にてデモンストレーションを行った。

2組対向で計8個のプロペラはマルチコプターとしてはさほど珍しいものではないが、全体のフォルムはかなり独特

 マルチコプターはオリジナルのフレームの4箇所に8つのモーターと8つのプロペラを配置する。特徴的なのはフレーム外側にベルトを備え、戦車のように地上を走行するというユニークなもの。大きなポイントはカメラシステムと統合した制御システムを備え、画像認識で位置や向きを検出、衝突回避などを可能としている点だ。

フレーム外側のベルトで不整地も走行

 実のところ“クアルコムがマルチコプター市場に参入!”と驚くほどのニュースではない。同社はドローンの飛行制御プログラムをオープンソースで進めるDronecode Projectに参加しており、また動画を公開した同社研究部門Qualcomm Researchは無人ローバーなどロボット技術の開発も進めている。今回のマルチコプターもDronecode Projectの一環と言える。

搭載されたカメラの画像を処理して周囲を把握しているようだ 

 今回のデモはSnapdragonのパフォーマンスをアピールするのが主な目的なようだが、通信関係や加速度センサー/GPS、画像認識といった各種処理をリアルタイムにこなすスマホ用プロセッサであればドローン制御をはじめとしたさまざまな用途に使えるのも確か。業務から玩具まで爆発的に普及を始まっているが、市街地の不法飛行など社会問題にもなりかねないマルチコプター。人や障害物への衝突を避ける技術の実現が急務とも言えるが、画像認識を含む“賢い頭脳”の搭載はマルチコプターの安全性を高めさらなる普及に期待が持てそうだ。

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