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このサイズで性能はGX7に匹敵! 今冬要注目のミラーレス一眼

パナソニック、手のひらサイズのフォーサーズ機「LUMIX GM」

2013年10月17日 20時45分更新

文● 貝塚怜/ASCII.jp編集部

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LUMIX GM(ブラック)。手のひらにすっぽりとおさまってしまう

 パナソニックは10月17日、都内で新製品発表会を開催。ミラーレス一眼「LUMIX GM」を発表した。

 約幅98.5×奥行き30.4×高さ54.9mmと非常に小さいボディが特徴。同社によれば、レンズ交換式デジタルカメラとしては世界最小だという。小型ながら、マグネシウム合金のボディを採用することで、堅牢性を高めた。

マグネシウム製ボディの採用で堅牢性を確保

モーター式シャッターの採用でシャッターユニットを小型化

内部構造の標本。基盤に注目!

 加えて、シャッターを従来のバネ式からモーター式に変更したり、基盤上の部品の密集度を高めたりといった大幅な内部構造の見直しを図り、小型ながら「LUMIX GX7」と同じ4/3型・有効1600万画素のCMOSセンサーを採用した。背面液晶パネルには3型(104万ドット)タッチパネルを採用。タッチによるフォーカス合わせや撮影に対応する。

 また、Wi-Fi機能を搭載し、スマートフォンやタブレットとの連携性能を高めた。「Panasonic Image App」を利用して、撮影した写真や動画を転送できるほか、スマートフォンやタブレットからの撮影も可能。そのほか、22種類の撮影効果「クリエイティブコントロール」や「インターバル撮影」にも対応している。

ダイヤルはアルミの削り出し。部分にダイヤモンド加工で高級感のある仕上がりに

 質感にもこだわった。ダイヤル類は全てアルミの削り出し。渕の部分にダイヤモンド加工を施し、仕上げの良さを際立たせた。カラーはオレンジ、ブラック、ホワイト、シルバーの4色展開となるが、カラーによって巻き革の素材感や塗装の具合を変えている。

iPhone 5sと比べてもこんなに小さい!

かわいらしい印象のホワイト

レトロな印象のオレンジ

純正のグリップを取り付けたシルバーは精悍な感じ

 機能性、質感、仕上げ、サイズなど、あらゆる部分に同社のこだわりが感じられるGM。発表会場からは、「主にどのような層に向けて展開していきたいのか」との質問があがっていた。これに対し、DSC事業部事業部長の北尾氏は、「ハイアマチュアやプロカメラマンを中心に、“高い感性を持ち、こだわりのある若者”にも積極的にすすめていきたい」と回答。カメラの扱いに慣れているユーザーだけでなく、これから本格的にカメラを始める人に向けても積極的にアピールしていく狙いだ。

 また、「これだけ小さくても、マイクロフォーサーズ規格のレンズは全て使えるので、ぜひ様々なレンズで各々の作品作りを楽しんでほしい。ただ、本体が小さいので、あまり大きなズームレンズを付けるとバランスが悪いかも」とも説明。会場の笑いを誘っていた。

 発売は11月21日。レンズキットのみの販売となり、実売予想価格は9万円前後となっている。

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