パナソニックから、同社ミラーレス一眼カメラのエントリーモデルである「GF」シリーズの新機種「DMC-GF6」が発表された。本体のみに予想実売価格は5万5000円前後で、4月24日発売となる。
従来機の「DMC-GF5」から外観を含めて大幅に刷新されたGF6。撮像素子はDMC-GF5の1210万画素から1600万画素となり、画像処理エンジンも新開発の「ヴィーナスエンジン」を採用。明所/暗所での写真の精細感が向上したほか、ノイズリダクション性能も大幅にアップしているという。
感度は標準でISO 160~12800までに対応。感度拡張によりISO 25600まで設定可能となった(従来機は拡張設定でISO 12800まで)。また、カメラの起動速度が向上しているほか、低照度時のAF制御を見直すことで9ルクスという暗い環境でも撮影できるという。
背面のタッチパネル液晶が可変式となり、上下に回転するほか、上方向に180度回転させることで「自分撮りモード」になる。液晶画面が前面に向くだけでなく、顔認識機能と美肌モードが自動でオンとなり、撮影もタイマーモードでシャッターを押してから3秒後に行なわれる。
なお、可変液晶搭載に伴い、本体サイズがGF5の幅107.7×奥行36.8×高さ66.6mmから、幅111.2×奥行38.4×高さ64.8mmと大型化し、(本体のみの)重量も約225gから280.8gと増加している。
撮影機能としては、全自動撮影機能である「おまかせiA」では新たに料理認識が追加され、色味を調整してよりおいしそうな写真に仕上げる。
また、写真に特殊効果をかけられる「クリエイティブコントロール」では、「オールドデイズ」や「サンシャイン」「ファンタジー」など5種類のフィルターが追加され、全19種類のフィルターを利用できるようになった。さらにパノラマ写真にクリエイティブコントロールを適用することも可能となった。
撮影時に写り込んでしまった不要なモノやヒトを画像処理で消去する「クリアレタッチ」機能も新たに搭載した。
そのほか、GF6は無線LANを内蔵。専用のスマホアプリを利用することで、スマホからライブビューを確認してシャッターを切ったり、撮影画像をスマホで確認できたりする。
加えてNFCにも対応しており、GF6に対応スマホをかざすだけで無線LANの設定が完了したり、写真や動画の転送なども行なえる。
レンズキットは、電動ズームレンズが付属する「パワーズームキット」(予想実売価格8万円前後)と、14-42mmと45-150mmのレンズが付属する「ダブルレンズキット」(同8万5000円前後)の2種類を用意。なお、ダブルレンズキットに付属する14-42mmレンズは新レンズとなっており、AFと手ブレ補正の性能がアップしている。
