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読んだら買いそうになる!? お買い得品発掘情報 第6回

6000円台でも機能豊富! お得なマザーボードを探す

2013年08月01日 12時00分更新

文● 正田拓也

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AMDマザーで安く最速を目指せ!
ギガバイト「GA-F2A85XM-HD3」

ギガバイト「GA-F2A85XM-HD3」

ギガバイト「GA-F2A85XM-HD3」

 実際の使い心地はともかく、安く4GHzオーバーの世界が楽しめるのがAMDのCPU。現在の最速CPUは「A10-6800K」(4.1GHz)で、価格は1万6000円を切る程度。インテル製CPUに比べると安く高クロックの世界を楽しめる。内蔵グラフィックスの性能もインテル内蔵よりも上回っていることもある。

 最新のAMD CPUと組み合わせ可能なチップセットは、A55/A75/A85と大きく3種類あるが、USB 3.0の数やRAIDの対応や新しさでA85搭載を奮発したいところ。

 選んだのはmicroATXタイプでA85を搭載し、インターフェース類が豊富なギガバイト「GA-F2A85XM-HD3」だ。

 価格は8000円前後からで、最速CPUと合わせて2万4000円ほどでマザーとCPUが手に入ってしまう。

 メモリーはグラフィック性能にも関わってくるのでオーバークロックながらDDR3-2400に対応。SATAは8ポートある。内蔵グラフィックを活用するための機能も豊富で、アナログRGBにDVI、HDMIの3つのポートで3画面出力をサポートしている。

 なお、CPUだけ速ければいいというのなら、A55チップセットのマザーボードを選んでもOK。もっとも安いものなら4000円を少し超える程度で入手可能だ。

 これなら4GHzオーバーの世界がCPUとマザーだけで2万円前後で手に入ってしまう。恐るべしAMD。

ギガバイト GA-F2A85XM-HD3

  • フォームファクター:microATX
  • チップセット:AMD A85X
  • メモリー:DDR3 DIMM×2(最大64GB)
  • USB 3.0/2.0:4/8ポート
  • 映像出力: D-Sub/DVI-D/HDMI
  • 紹介ページ

夏なのでファンレスシステムを組みたい!
ASUS「C60M1-I」

ASUS「C60M1-I」

ASUS「C60M1-I」

 暑い時期なので、できればPCからの熱も少なくしたい。そこで、CPUオンボードでファンレスのマザーボードも検討してみたい。

 選んだのはASUSの「C60M1-I」。搭載しているCPUはAMD「C-60」(1GHz)なので、スペックはそれなりだが、CPUも含めてファンレス仕様だ。

 ファンレスという性質上、ケース内の熱管理には注意を払わないといけないが、うまく組み入れれば静かで省電力というメリットを得ることができる。

 性能面ではあまり期待できないが、CPUを含んだマザーボードの価格は約6000円と安価。低スペックのCPUにしては内蔵グラフィックスの性能が高く、映像出力もアナログRGBに加えてDVIポートもサポートする。

 SATAポートは6ポート装備しており、ギガビットイーサも標準サポート。ファイルサーバーなどの用途にも向いている。既成のNASでは何か物足りないという人が、自作PCでサーバーを作るという場合にもおススメ。

 メモリーはminiITXマザーにありがちなSO-DIMMではなく、普通のDIMMを搭載できるため、余ったメモリーを組み込んでもいい。

 miniITXサイズのオンボードCPUのマザーボードはAMD CPUだけではない。インテルの「Celeron 847」(1.1GHz)をオンボード搭載したマザーボードも6~7000円前後で各メーカーから出ている。

 さすがにファンレスタイプではなくなってしまうが、インテル製CPUが好みならCeleron 847搭載マザーを選んでみるのもいいだろう。

ASUS C60M1-I

  • フォームファクター:miniITX
  • チップセット:AMD FCH A50M
  • メモリー:DDR3 DIMM×2(最大8GB)
  • USB 3.0/2.0:0/12ポート
  • 映像出力: D-Sub/DVI-D
  • 紹介ページ

今後のマザーボード動向は?

 現在、HaswellのCPUが全部出揃っていないため、Haswellにこだわらないことが格安品に巡り会えるポイントだ。Haswellが低消費電力といっても、オフィス文書の作成やウェブ閲覧といった用途では劇的に変化するものでもないので、標準的な使い方をするなら大きな価格差を無視してまで選ぶものでもないだろう。

 Haswellが出揃っても、当面は安く組みたいならLGA1155のIvy Bridgeが主力となる可能性が高い。HaswellではCPUソケットがSandy Bridge→Ivy Bridgeと2代続いたLGA1155から、LGA1150へと変化している。

 現在はローエンドマザーボードとなるとSandyBridge世代の「H61」チップセットが多数という状況だが、Haswellのラインナップが出揃った場合、LGA1150の普及が進み、安く揃えるのもHaswellという状況になる可能性がある。

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