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読んだら買いそうになる!? お買い得品発掘情報 第20回

最安4000円台から! IEEE 802.11acルーターを買うなら今!!

2014年02月27日 12時00分更新

文● 正田拓也

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 あまり大きなニュースにはなっていないが、今年1月に無線LAN、いわゆるWi-Fiの規格に大きな進化があった。従来ドラフトだった「IEEE 802.11ac」が正式版になったのである。

 正式版になったからといっても新製品がいっせいに登場したわけでもなく、基本的には従来「ドラフト版」として対応をうたった現行製品が、自動的に「正式版」になっただけ。つまり、すでに持ってる人も正式対応になったというわけだ。

 また、IEEE 802.11acに対応する機器も急速に増えている。2013年夏モデルのスマートフォンを皮切りに、ハイスペックなスマホは11ac対応がもはや当たり前という状況にある。

 ノートPCも対応が進んでいる。端末側がIEEE 802.11acではない場合でも、送受信性能がアップしている親機との通信ではメリットがある。IEEE 802.11acは必ず5GHz帯を使うことになっているので、混雑の少ない5GHz帯対応機器に買い換えるという目的で導入してもメリットはあるはずだ。

とにかく安い11ac対応無線LANルーター
プラネックス「MZK-750DHP」

プラネックス「MZK-750DHP」

プラネックス「MZK-750DHP」

 現在もっとも低価格なIEEE 802.11acルーターである「MZK-750DHP」。価格は約4000円程度となっている。

 この価格で2.4GHz帯と5GHz帯を同時利用できるため、単なる5GHz帯対応機として使ってもいい。端末がIEEE 802.11acには対応しなくても、IEEE 802.11a/nで5GHz帯対応のスマートフォンはかなり多い。混雑の少ない5GHz帯を低コストで使いつつ、2.4GHz帯も使い続けることが可能だ。

 無線部分の性能が向上したIEEE 802.11acだけに、今までのIEEE 802.11ac非対応機器との通信状況も改善される可能性がある。

 ただし、5GHz帯の理論通信速度が433Mbpという点に注意が必要。IEEE 802.11nをMIMO(複数アンテナによる通信高速化技術)対応ルーターで使っていた場合、環境(最新のハイスペックノートPCである程度の距離から接続するなど)によっては速度が半減してしまう可能性がある。

 なお、866Mbpsの上位機種「MZK-1200DHP」も最安値ベースで5000円台半ばで購入できるので、速度が気になる方はそちらを選択してもいいだろう。

プラネックス「MZK-750DHP」

  • 5GHz帯論理最高通信速度:433Mbps
  • 2.4GHz帯論理最高通信速度:300bps
  • 紹介ページ

5GHz帯で867Mbps通信対応! シンプル機能の割安機種
バッファロー「WHR-1166DHP」

バッファロー「WHR-1166DHP」

バッファロー「WHR-1166DHP」

 無線LANの人気メーカーのひとつ、バッファローが2月に発売した新製品が「WHR-1166DHP」だ。MIMO 2×2で、5GHz帯の速度は867Mbpsとなる。それで価格は7000円以下。

 発売から時間がたったほかの機種でも、5GHz帯の速度が866Mbpsで7000円以下という機種は少ないため、発売直後でこの価格はお買い得だ。

 安い理由は基本的機能だけに絞ったため。最近の高機能機種はUSBポートにストレージを接続することでメディアサーバーとして使える機種があるが、WHR-1166DHPにはその機能はない。また、LAN側の速度もギガビットでなく100Mbpsという点も安価な理由だ。

 LAN側の速度が100Mbpsとなるため、IEEE 802.11acでの最高速を狙うよりも、11acによる安定度や遮蔽物があっても速度低下が少ないなどのメリットを狙う機種と言えるだろう。そのメリットだけでも価値は十分にある。

バッファロー「AirStation HighPower WHR-1166DHP」

  • 5GHz帯論理最高通信速度:867Mbps
  • 2.4GHz帯論理最高通信速度:300bps
  • 紹介ページ

最高速クラスの5GHz帯1300Mbps対応で1万円以下!
エレコム「WRC-1750GHBK」

エレコム「WRC-1750GHBK」

エレコム「WRC-1750GHBK」

 どうせIEEE 802.11acを導入するからには最高速を狙いたい、というならエレコムの「WRC-1750GHBK」がおすすめ。

 現時点の市販品で最高速クラスとなる5GHz帯1300Mbpsに対応していながら、1万円以下で購入可能だ。

 最高速クラスの製品となると、無線LANに直接関係がなくてもメディアサーバー機能などを付けた高付加価値機種としている例が多いが、こちらも前述のWHR-1166DHPと同様、通信機能だけに絞っている。

 無線部分の速度を活かすために、有線LANはギガビットイーサ対応。無線LANルーターを購入しても無線LANアクセスポイントしか機能を使わないという人ならこれで十分だ。

 2.4GHz帯もMIMO 3×3に対応しているため、IEEE 802.11nの450Mbpsに対応したハイスペックノートPCなどと接続しても最大450Mbpsで接続できる。無線部分に関しては現時点の最上級クラスのスペックであることは間違いない。

エレコム「WRC-1750GHBK」

  • 5GHz帯論理最高通信速度:1300Mbps
  • 2.4GHz帯論理最高通信速度:450Mbps
  • 紹介ページ

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