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読んだら買いそうになる!? お買い得品発掘情報 第6回

6000円台でも機能豊富! お得なマザーボードを探す

2013年08月01日 12時00分更新

文● 正田拓也

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 すでに時代は「Haswell」という人も多いが、いかに安く、満足できる性能のPCを作るかという点では、まだまだ「Ivy Bridge」は見逃せない。

 その第一の理由が、HaswellのCPUがすべてデビューしたわけではなく、デスクトップPCではCore i5より上の上級スペックに偏っていることが原因。安くPCを組もうとすれば、Haswellでは難しいのだ。

 そこで、今回はHaswell以外でお得にPCが組めそうな、あるいはバージョンアップできそうなマザーボードを探してみよう。

古い周辺機器を活用するなら
ASUS「P8B75-M」

ASUS「P8B75-M」

ASUS「P8B75-M」

 「P8B75-M」はIvy Bridge世代とSandy Bridge世代のCPUに対応するLGA1155対応のマザーボード。チップセットはインテルB75なので、USB 3.0への対応やSATA 3.0への対応は万全。価格は6500円ほどから購入できる。

 ただ安いだけのB75搭載マザーボードならほかにもあるが、ASUS P8B75-Mが良い点はメモリーが4枚装着できる点。これなら少ない容量のメモリーをたくさん余らせているような場合でも有効活用ができるかもしれない。

 また、PCIスロットのネイティブサポートも最近のマザーボードでは貴重。本製品にはPCIスロットが2つあり、たとえば昔から使っているテレビチューナーカードを有効活用したい場合や、PCIスロット装着の特殊な周辺機器を使っているような場合に有効だ。

 映像出力はアナログRGBはもちろん、DVI、HDMIを装備。キーボードとマウスはPS/2ポートがあるので、レガシーなキーボードを使う際でも困らない。

 ASUS P8B75-Mは、マシンを新しくしたいが、以前からの拡張ボードや周辺機器を使い続けたい場合にもきちんと対応する。安い中でも貴重な存在のマザーボードと言えるだろう。

 なお、ASUSからは下位モデルの「P8B75-M LX PLUS」も出ている。搭載可能メモリーが2枚までで、HDMI端子を省略、PCIスロットが1つ、PS/2ポートが1個と全体的にスペックダウンしている。P8B75-Mの拡張性目当ての購入の際は間違えないように注意したい。

ASUS P8B75-M

  • フォームファクター:microATX
  • チップセット:Intel B75
  • メモリー:DDR3 DIMM×4(最大32GB)
  • USB 3.0/2.0:4/8ポート
  • 映像出力: D-Sub/DVI-D/HDMI
  • 紹介ページ

いじって楽しむZ87チップセット搭載ATXマザー
MSI「Z87-G43」

MSI「Z87-G43」

MSI「Z87-G43」

 せっかく買うなら最新のHaswellがいい! そしてCPUも高クロックにした上でさらにオーバークロックをフルに楽しみたい! となれば、Z87チップセット搭載のマザーボードを買うしかない。

 Z87チップセットのマザーは安いもので1万円を少し超えるくらいから。RAIDなどを組んでHDDをたくさん接続するなら、インターフェースに余裕のあるATXタイプがいい。そこで、インターフェースがきっちり揃っていて安価なMSI「Z87-G43」がおすすめとなる。価格は1万2000円前後から。

 Z87チップセットのマザーボードとなれば、ハイエンドゲームなどに使うことが想定され、グラフィックスも内蔵でなく別体のビデオカードを使いたい、という要望が多いと思う。Z87-G43はPCI-Express X 16が2本あり、SATAは6ポートもあるなど、高い拡張性が魅力だ。

 さらにPCIスロットも3つあるが、これはどちらかというと以前から使っているインターフェースボードなどを装着したいという需要に応えたものだろう。

 Z87チップセット採用のマザーボードはもっと高額なものもあるが、高い負荷をかけてゲームをする場合に備えたものという面が強く、24時間ぶっ通しでゲームをしたり、何か特別な目的がない場合はZ87チップセット搭載の安価なモデルで十分。

 あとはマザーボードに付属のオーバークロック仕様や設定ツールが自分の好みに合うかどうかも事前にしっかりチェックしてから購入してみよう。

MSI Z87-G43

  • フォームファクター:ATX
  • チップセット:Intel Z87 Express
  • メモリー:DDR3 DIMM×4(最大64GB)
  • USB 3.0/2.0:4/10ポート
  • 映像出力: D-Sub/DVI-D/HDMI
  • 紹介ページ

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