6月25日、NVIDIAはGeForce 700シリーズでは初のミドルレンジ「GeForce GTX 760」(以下、GTX760)を発表した。
5月に発表されたGTX780とGTX770は5万円以上する高価なGPUだったが、今回のGTX760は3万円前後と、一般ユーザーでも手の出しやすい価格になっている。今回はNVIDIAからGTX760のリファレンスカードを入手する機会に恵まれたので、早速各種ベンチマークテストをしてみたい。
GTX760の正体はGTX670に近い
最初にGTX760の基本的なスペックを、既存のGeForceと比較してみよう。
| 各ビデオカードの比較表 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| GeForce GTX 770 | GeForce GTX 760 | GeForce GTX 670 | GeForce GTX 660 Ti | GeForce GTX 660 | |
| 開発コード | GK104 | GK104 | GK104 | GK104 | GK106 |
| ストリーミング プロセッサー数 |
1536基 | 1152基 | 1344基 | 1344基 | 960基 |
| コアクロック | 1046MHz | 980MHz | 915MHz | 915MHz | 980MHz |
| ブースト時クロック | 1085MHz | 1033MHz | 980MHz | 980MHz | 1033MHz |
| メモリ転送レート(相当) | 7010MHz | 6008MHz | 6008MHz | 6008MHz | 6008MHz |
| メモリータイプ | GDDR5 | GDDR5 | GDDR5 | GDDR5 | GDDR5 |
| メモリーバス幅 | 256bit | 256bit | 256bit | 192bit | 192bit |
| メモリー容量 | 2GB/4GB | 2GB/4GB | 2GB | 2GB | 2GB |
| 最大消費電力 | 230W | 170W | 170W | 150W | 140W |
| 外部電源 | 8ピン+6ピン | 6ピン×2 | 6ピン×2 | 6ピン | 6ピン |
この表を見てわかる通り、GTX760はメモリーバスが256bitのGK104コアがベースだ。しかし単純にGTX660TiをGK104ベースに上げるとGTX670になってしまうため、SP数(CUDAコア)の数を192基(SMX1基分)減らし、さらにコアクロックを高めに設定することでバランスをとっている。簡単にまとめるとこうなる。
- SP数:GTX660TiやGTX670より少ないが、GTX660より多い
- メモリーバス幅:GTX660Tiより広く、GTX670やGTX770と同じ
- コアクロック:GTX660TiやGTX670より高く、GPU BOOST2.0でブーストしやすい
ある意味GTX670を少々ダウンスケールさせたものがGTX760であるといえるが、「GPU BOOST 2.0」が搭載されているため、冷却力が十分なうちはブーストされやすくなっている。さらにGTX760ではファン回転数制御にも手が入っており、従来のファン回転制御ロジックよりも回転数が上下しにくいものになっているようだ。
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