このページの本文へ

アスキー・ジャンク部リターンズ 第4回

“絶対王者”BLTと、“異端児”ハバネロトマトが登場

マクドナルドの新しいクォーターパウンダーは、肉密度1000%の超ボリュームだ!

2013年06月17日 20時49分更新

文● アスキー・ジャンク部リターンズ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

新たなクォーターパウンダーが目指すのは
今までよりも「豊かな、リッチな味」

メニューマネージメント部の中山拓美氏。どちらのバーガーの説明でも「ソース」を強調していた。味にもこだわっているというメッセージを感じた

ナショナルマーケティング部の木村恵美子氏は、新商品のプロモーションに関してプレゼンしていた

 今回の発表会のメインは、2つのクォーターパウンダーについて。掲げられたキャンペーンテーマ「BITE!」は、文字通り「噛み付く」というだけではなく、「今までの常識を越えよう、経験を超えよう、お客様の期待値を超えよう。マクドナルドももっと元気になり、日本ももっと元気になってほしい、それらのいろいろな思いを込めたメッセージ」(原田会長)だそう。

 そのことに関連して、マクドナルドが5月にスタートしたバリュー戦略では、「100円バーガーが120円になったという話題だけが先行した面がある」と原田会長は強調。今までは100円バーガーと200円以上のアラカルトの間にメニューが何もなかったことに触れ、そこを補強する意味で150円、190円の商品を登場させたのだという。

バリュー戦略のメニューたち。特に100円の「チキンクリスプ」のお世話になった人も多かろう

 さらに、200円以上のアラカルト、つまり、バリュー戦略以前からのメニューを「コアメニュー」と位置づけ、今回のクォーターパウンダーはその上に位置すると説明した。原田会長によれば、マクドナルドを訪れる人たちの来店動機は、ランチを食べたい、待ち合わせをしたい、読書をしたい……など多岐にわたっている。その動機をもっともっと多様化するためには、メニューを広げていかないと、客数が広がっていかない。

 かといって、今までの商品の値段を下げて売上を上げたとしても、それは一過性のもの。そこが「去年の反省点でもある」という原田会長は、客数と客単価の両方を上げることがとても大事だと説明した。したがって、今回のクォーターパウンダー発表は、マクドナルドが低価格帯から高価格帯に方針変更したわけではなく、独自性の強いもの、今までよりも「豊かな、リッチな味」を目指しての戦略だというのだ。さらには、「マクドナルドの歴史の中でもやったことがない」(原田会長)という1日数量限定のクォーターパウンダーを発表し、7月2日にその発表会を行なうことも予告された。

メニュー戦略を説明する原田会長。バリュー戦略を支える「バリューピックス」、従来からの「コアメニュー」、今回の期間限定クォーターパウンダーに加え、さらに1日数量限定のクォーターパウンダーも投入することが予告された

 また、今回のキャンペーンには、今や日本を代表するサッカー選手の本田圭佑選手が起用されることも発表。紹介映像の中で本田選手は、「僕自身いろんなことに噛み付いているという部分もあって、非常に共感するものがあった。それが、今回CMに出演させていただくという、僕自信の新たな挑戦になった大きな要素」とコメントしていた。

キャンペーンに本田圭佑さんが起用されることが発表。「持ってる」男はクォーターパウンダーも持っているのか

最新CMも流された。本田さんが世間に「BITE!」するというメッセージが強烈。公式サイトで視聴できる

 駆け足で発表会の内容を説明してきたが、次ページではいよいろ試食のレポートに移りたい。

キャンペーンでは本田選手のクリアファイル(写真右)や、Tシャツがプレゼントされる企画もあるとのこと

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン