マイクロソフトは、カンパニーロゴを刷新した。創業37年目となる同社が、カンパニーロゴを刷新するのは25年ぶりのことだ。
日本マイクロソフトの樋口泰行社長は、「マイクロソフトは、今年度『Windows 8』『次期Office』『Windows Server 2012』といった製品を発表するなど、過去最大規模の新製品リリースのシーズンを迎える。これらの製品によって、新たな時代を創造することになる。そうした年において、四半世紀ぶりにロゴを変更するのは大きな意味がある。マイクロソフトにとっても、新時代を迎えることになる」と語る。
新たなロゴは、直線的なイメージを強く打ち出したものになっている。
従来のWindowsのロゴのイメージを踏襲しながら、グラフィック部を正方形とし、4色のカラーを配置。さらに、右側には「Microsoft」を新たなフォントで表示する。基本的には、このグラフィックと文字で構成される。
日本では、2012年9月5日に、東京・品川の同社本社で行なわれたWindows Server 2012の製品説明会が、公式の場で最初に新ロゴがお披露目された場になった。
さらに、9月7日には、東京・芝公園のザ・プリンス パークタワー東京で、約1800人のパートナー企業関係者が参加した年次パートナー総会「マイクロソフト ジャパン パートナー コンファレンス 2012(JPC 2012)」で、新たなロゴを使用。パートナー向けにも新たなロゴを紹介してみせた。
このロゴを初めて大規模に使用したのは、8月23日にボストンで開店した同社直営店であるMicrosoft Storeであった。今後、開店する新店舗では新たなロゴを使うほか、既存店舗でも徐々に新たなロゴに変更することになる。
9月26日にパッケージ版の出荷が予定されているWindows Server 2012には、すでに新たなカンパニーロゴが採用されており、当然のことながら、10月26日に出荷が発売となるWindows 8にも、新たなロゴが使用されていることになる。
ただし、製品パッケージなどに表示される場合には、「Microsoft」という文字のみで、文字の左側ある4色カラーのグラフィック部は付属しないという。
日本においては、今後1年間をかけて新たなロゴに移行していくことになるという。
すでに、同社ホームページではトップページをはじめとして新たなロゴへの変更が開始されている。
だが、この移行についても、米本社と連動しているサイトに関しては、本社側のスケジュールに沿ったものになるため、すべてが一斉に変わるわけではない。
また、品川本社の壁面に掲げられているロゴや、名刺や紙袋、封筒などについては、今後数ヵ月をかけて移行する予定であり、それに向けて、現在社内で検討が行なわれている。
そして、日本においては、日本法人が独自に作った社章も、新たなロゴに変更することになる。この変更時期も現時点では未定だ。
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