デジタルガジェットには未検証の事象が多く存在している。それは予算の問題だったり、労力の問題で検証を回避されていることが多い。今回はASCII.jp夏休み企画として、そんなデジタルガジェットの謎をいくつか取り上げて紹介しよう。
USB規格では127台の機器をつなげられると言うが……
筆者は仕事がら、USB機器をたくさん接続する。デスクトップPCの前から後ろから、多数のケーブルが這い回り、それぞれにハブがつながっている。新製品のレビューも多く、ドライバーをインストールしては削除の繰り返し。発売前の試作品などは、ドライバーが完成されておらず、Windowsが不安定になることも。そんな経験から、安定して接続できるのは20台まで、というマイボーダーラインを引いていた。
ところが、USBは接続するデバイスのアドレスを7ビット持っている。2の7乗=128個のアドレスのうち、1つはホストが使うので、最大127台を接続できるという。本当なのか? ということで、実際に試してみた。
部屋がいっぱいになるほどのUSB機器をかき集める
まずは、USB機器の手配。USBハブを130ポート以上分購入した。すべて、ACアダプターやUSBケーブルから給電できるタイプだ。給電なしで利用するバスパワータイプもあるが、接続するデバイスによっては電力不足で正常に動作しない可能性があるためだ。
次にデバイスをかき集める。キーボードにマウス、USBメモリ、光学ドライブ、ワンセグチューナー、キャプチャーユニットからスマートフォンまで。とはいえ、手持ちのデバイスではまったく足りない。そこで、編集部の方たちの協力を得て、お借りすることに。それでも足りないので、アイ・オー・データ機器にご協力をいただき、多数のUSB機器をお借りした。総勢130台。
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