スマホやタブレットを充電できる数多のUSB/ACアダプターの中でも定番的な存在となっているAnker製品。iPhoneやiPad、Androidなど、接続する端末の種類を選ばずに最適に充電してくれるのが、人気のポイントと言えるだろう。
新製品として1月17日に発売されたのが、60W出力が可能で6ポートタイプのモデルだ(現在はAmazon.co.jpで3599円)。6ポートで60W、つまり一斉に使っても1ポートあたり2Aの出力が可能なので、iPadやiPhone 6 Plusなど1A以上のような高速充電に対応した端末の同時充電が可能というわけだ。編集部でも実機を入手したので早速簡単に試してみた。
Anker製品ではおなじみのシンプルなパッケージを開けると、従来品の40W/5ポートモデルとよく似た本体が登場。ただし、大出力化されているだけに、本体サイズも2回りは大きくなっている感がある(40Wモデルが91×58×26mmに対し、60Wモデルは99×70×26mm)。持ち運ぶ機会が多いのなら、40Wモデルを選ぶ選択肢もありだろう。
編集部で2Aで充電する機器を6台集める……のは無理だったが、他のACアダプターで1.5A以上で充電するのを確認した機器を6台接続した。そして6台の同時充電中でもテスターの表示を見る限りは、いずれも1.5A以上で充電が可能だった。
USBからの急速充電、特にAndroidやWindowsタブレットの場合は、端末側の対応のみならず、接続に用いるmicroUSBケーブルの品質も重要である。また、短時間のテストなので製品の信頼性などで不明な部分もあるが、たくさんのスマホやタブレットをたくさん持っている人には確実に便利な1台である。今回も人気製品になるのは間違いないだろう。
写真のキャプションの一部に誤記がありました。お詫びして修正いたします。(1/20 15:30)