Windows 7はUSBハブを1ポートに5台までしか繋げられないことが判明!
まずは、USBハブを接続する。USB規格では、6階層までしかUSB機器を接続できない。そのため、最下層のデバイスとPCの間にハブは5つまでしか接続できないということ。とはいえ、並列につなぐことはできるので、PCのUSBポートは1つしか使わないだろう、と考えていた。ちなみに、USBハブはそれ自体が1つのUSB機器としてカウントされる。ネットワークデバイスとして認識されないイーサネットハブとは対照的だ。
とりあえず、ハブをどんどんつないでいく。PC背面のルートハブに、まずハブを1つ。そこに4つずつ4階層に展開する予定だ。特にドライバーも不要なので、ここはクリアするだろうと踏んでいたが、途中でエラーメッセージが出た。ハブの数が上限を超え、6台以上のハブは認識しないという。繰り返すが、階層は規格に則って4階層となっている。それでも6台目からエラーが出る。Windows 7はUSBハブを1ポートに5台までしかつなげられないのか……。知らなかった。
仕方がないので、PCのルートハブ3つを使って接続することにする。それぞれに5台、4台、4台のUSBハブをつないだところ、問題なくすべてのポートが認識された。デバイスマネージャで確認したところ、「Generic USB Hub」という項目が大量に追加されていた。これは、USBハブのポート数制限によるもの。規格上は255個まで用意できるはずなのだが、実際は7つまでとなっている。そのため、10ポートを持つUSBハブでも、内部的には複数のハブとして認識されてしまうのだ。
一気に接続したらエラー頻発
Windowsのこの辺りは昔から変化なし
準備ができたところで、USBデバイスをつないでいく。まずは問題が起きないであろうマウスやキーボードなどのコントロールデバイスやUSBメモリーをつないでいく。Windowsがドライバーを持っているので、次々と認識していく。しかし、調子に乗って挿していたら、いきなりハブごと認識しなくなってしまう。いったん作業中のハブのデバイスを抜き、PCを再起動。1デバイスずつ認識させながら、ゆっくり作業を続行した。同時にいくつものデバイスを挿すのはNGのようだ。「Windows 95 OSR2」が登場してから17年。このあたりはあまり変わっていないようだ。
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