ASCII.jpの編集者がお届けする、夏休みの自由研究。今回は、デジタルカメラやレコーダーなどAV機器全般を担当している橋本が、デジタル一眼レフカメラをスマートフォンでリモート操作できるアプリを夏休みの自由研究として引っさげてきた。USBケーブルの長さに左右されそうなアプリのレビューをご覧いただきたい。
スマホからデジイチをリモート操作したい!
悩んでいたときに素敵なアプリを発見
最近、無線LANに対応するデジカメが増えてきた。スマートフォンやタブレットと接続して、撮影した写真をスマホで参照したり、スマホに転送したり、スマホからデジカメをコントロールして撮影までできてしまうものもある。
例えば、ニコンの最新デジタル一眼レフ「D3200」は専用の無線LANユニットを装着することで、スマホから撮影や撮影画像の転送はもちろん、ライブビューの表示も行なえてしまう。
なんだかうらやましいなぁ、買い換えちゃおうかなデジカメ……と思いきや、実はカメラをコントロールできるスマホ用アプリがあることに気がついた。しかも、調べてみると意外と数多くある。まあ、基本はケーブル接続ですけど……ということで、ちょっと試してみた。
デジイチとスマホをUSBで直結
デジカメコントロールアプリのほとんどはデジタル一眼とスマホを直接USBで接続するタイプのもの。条件として、対応するデジカメはほとんどがキヤノンのEOSのみ(一部ニコンやソニーにも対応するが)で、スマホ側がUSBホスト機能に対応している必要がある。Androidのバージョンはだいたいが3.1以上が必要だが、GALAXYシリーズは2.3でも例外的に可能だ。
なお、Android 2.xでUSBホスト機能を搭載するスマホに対応するアプリもあるが、ほぼroot化が必要らしいのでおススメしない。
ハードウェア的に必要になるのはデジカメ側のminiUSB端子とスマホ側のmicroUSB端子を接続するケーブル。ただし単純にmicroUSBをUSB(メス)に変換するアダプターを介して、USB-miniUSBケーブルをデジカメにつなぐではダメで、USBホストケーブルなるものが必要となる(例えばこのようなケーブルがUSBホストケーブルにあたる)。
今回使用したアプリは「DSLR Controller(BETA)」(649円)。
スマホはAndroid 4.0の「GALAXY Nexus」を用意。アプリをインストールし、EOSを直接ケーブルで繋ぎ、アプリを起動するとライブビューの画面が表示された。
もちろん、アプリ上からシャッターも切れるしモードの変更も可能だ。
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