ITを活用した健康増進プログラムのショーケースにも
実は同社では、One Microsoft Cafeにおいて、5月7日から6月29日までの約2ヵ月間、「健康プログラム」を実施した経緯がある。
日本マイクロソフトの従業員を対象に、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)などの特定保健指導対象者や、プログラム参加希望者を対象にして、「栄養士オススメ!メニュー」を用意。バランスの良い食事を提供することで食事療法を学ぶ機会を提供。さらに参加者が携帯する活動量計のデータを蓄積し、これを「見える化」することで、従業員の健康への意識を高めることを目指すというものだ。
「約150名の従業員が参加し、2ヵ月間集中的に取り組み、そのデータを集計・分析。ITを活用した健康増進プログラムのショーケースにもしていきたいと考えている」としている。
参加者は、平均600kcal程度に抑え、満腹感のある「栄養士オススメ!メニュー」を期間中に最大40回食べることができ、活動を記録する「パスカード」と、オムロンヘルスケアの活動量計「カロリスキャン」(Calori Scan)を購入して、体重を測定および記録。参加者は、オムロンヘルスケアが提供する健康管理サービス「ウェルネスリンク」に、社員食堂内に設置したPCや自宅のPCなどを通じて、活動量計のデータを転送。消費エネルギーや摂取エネルギーなどをPC上で「見える化」して自己分析する。さらに、日本マイクロソフトの産業保健スタッフ(保健師)がデータに基づいて参加者に保健指導するという仕組みだ。
最近では、タニタの社員食堂が話題となっているが、日本マイクロソフトもそれに続けとばかりに、健康に配慮したメニューを用意。働きやすい会社を目指す、同社の取り組みのひとつだといえよう。
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