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富士見iPhoneクラブ 第47回

「牛丼釣れた!」自由すぎる釣りゲーム、ふりーだむふぃっしんぐ

2012年08月08日 12時00分更新

文● 富士見iPhoneクラブ製作委員会(編集担当:じまP)

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富士見iPhoneクラブのメンバーが、自分がお気に入りのiPhoneアプリを紹介する水曜日。ゆるふわ&腹黒なメンバーが、毎回役立つ(?)アプリをピックアップしていくぞ。

Freedom Fishing App
価格無料 作者RucKyGAMES
バージョン1.1.3 ファイル容量18.6 MB
カテゴリーゲーム ユーザーの評価(4.5)
対応デバイス全機種 対応OSiOS 4.0以降

「ぐんまのやぼう」RucKyさんが手がけたカオスな釣りゲーム

タイトルどおり自由すぎる釣りゲーム「ふりーだむふぃっしんぐ」

 大ヒットアプリ『ぐんまのやぼう』の功績が認められ、群馬県の観光特使になることも決定したiPhoneアプリ界の奇才・RucKyGAMESさん。当iPhoneクラブでも彼に対するインタビューを敢行したが、飄々とした受け答えにますます謎が深まる結果になってしまった(関連記事)。

 そんなRucKyさんが制作した数々の名(迷)タイトルの中から、“魚を釣らない釣りゲーム”『ふりーだむふぃっしんぐ(Freedom Fishing)』を紹介しよう。「魚を釣らない」というだけでもただごとではないが、ゲーム内容の方もシュールさと奥深さが詰まった内容になっている。

 アプリを起動したら、【FISHING】を選び、ステージを選んで【PLAY】で釣りが始まる。画面の青い部分をタップすると、そこにウキが投げ込まれる。ウキが震えだしたら画面をタップすると、釣り上げるためのバトルモードに移行する……と、ここまでは非常に釣りゲームらしい内容。なお、初回プレイ時にはチュートリアルが出るので、何をしたらいいか迷うことはないはずだ。

メニューから【FISHING】を選んでステージを選択すれば釣りが始まる。初回プレイにはチュートリアルが出るので安心だ。ステージの青い部分をタップしてウキを投げ込み、震えたらタップする。これが基本動作


ミニゲームをクリアして獲物を釣りあげよう

 バトルモードで相手(魚影だが「魚」ではない)を釣り上げるまでには、様々なミニゲームをクリアして、相手にダメージを与えなければならない。ミニゲームを進めていくにしたがって、中央のメーターが左に動くが、これがダメージを与えている証拠だ。一番左まで行けば、見事に釣り上げたとみなされる。反対にゲームに戸惑っていると、メーターは右に動いていく。一番右まで行かれてしまうと失敗だ。

 ミニゲームの内容はいろいろで、青と赤で色分けされた円の中で回転する魚を赤い部分で止める、多数のひらがなの中からひっくり返っているものを見つける、画面の左右から流れてくる顔文字をタップするなど、実にバラエティ豊か。RucKyGAMESタイトル『i刺身』や『リーゼント vs トロンボーン』を彷彿とさせるものも存在する。このバトルモードの多彩さが、普通の釣りゲームとは一味違うところであり、プレイする者を飽きさせない。

ヒットするとバトルモードに移行する。ミニゲームを解いていくと中央の魚型メーターが左に進んでいく(ダメージを与えている)ので、一番左までメーターを進めれば釣り上げたということになる

ミニゲームの種類は多く、中には過去のRucKyGAMESタイトルによく似たものも


魚は絶対に釣れないので、コインをためてガチャで手に入れよう

 だが、本ゲームで釣れるのは長靴やボールペンなどで、魚が釣れる気配は一向にない。それもそのはず、このゲームは魚は釣り上げるのではなく、コインでガチャポンを回すことで入手する。メニューの【GET FISH】をタップすれば、ガチャポンからいろいろな魚が出てくる仕組みだ。コインは何かを釣り上げることや、一定時間が経過することなどで手に入る。アプリ内課金でコインを買うことも可能だ。

 釣り上げたものはメニューの【GALLERY】で、ガチャで得た魚は【FISH】で確認できる。アイテムや魚を解説している、脱力感満載の文章も必見だ。気を付けたいのは、釣りざおとウキは使用するとなくなってしまうこと。そのため、【SHOP】でその都度購入する必要がある(1回で10個買える)。それぞれ値段と性能が違うので、目的に応じて使いわけよう。

釣りゲームでありながら、魚が釣れることはない。モノの詳しい紹介を見ることができて、ここで読めるテキストのひねりも本ゲームならでは

くりかえすが魚は釣れないので、メニュー画面の【GET FISH】から、コインを使いガチャを回してゲットする。なお、釣りざおやウキは使い続けるとなくなってしまうので、定期的に購入する必要がある


駅のホームで、牛丼屋で、よく分からない場所で釣りを楽しもう

 ゲームを進めていくと、駅のホームや牛丼屋で釣りを始めたり、ガチャポンから作者の勝手に考えた魚が出てくるなど、プレイヤーの常識が大きく揺さぶられることうけあい。ただおバカなだけではなく、数々のミニゲームの面白さと、釣り上げるアイテムや魚のコレクション性が相まって、ついつい遊びたくなってしまう。“魚を釣らない釣りゲーム”というツカミだけには終わらない良作なのだ。

ゲームを進めると遊べるステージや釣れるものがどんどん浮世離れしていくが、いちいちツッコむのは野暮というもの


このアプリをオススメする覆面:じまPさん

 数あるRucKyGAMESタイトルの中でも、シュールさと内容のバラエティ豊かさでまずオススメしたいものがこちらです。内容の不条理さもさることながら、釣りのバトルモードがさながらミニゲーム集といった趣きで、ついつい遊んでしまうのです。コレクション要素が地味に高いのもポイントでしょう。

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