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スマホと放送の融合を考える

NOTTV担当者をユーザーが直撃! スマホと放送の未来は?

2012年06月11日 21時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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モニターの方にはご迷惑をおかけしました

── モニターですでにNOTTVも体験している人もいらっしゃるようですね。

参加者A 私はモニター機を開局初日から使っています。当初アプリが起動しないなど不具合もありましたが……。

副島 ご迷惑をおかけしました。品質チェックはやっているものの、アプリが立ち上がらないのは論外だと。早急に直したんですが、そのあたりはお客様に対して説明不十分なところも多かったです。今回で学んだことも踏まえて、それ以降の製品に関しては品質を上げてはいます。

本田 実はこれモニター機特有の問題で、製品版では修正されていたんですよね(編注:モニター用に配布されたスマートフォンは、NOTTVを体験するという目的に特化していたため一部の機能が利用できなかった)。

副島 そうです。しかし実際に使われた方には、モニター機の印象が強かったと思うんです。最初に飛びついてくれた方は、一番大事にしなきゃいけないお客様なのに、そこがちょっと僕らとしてもなっていなかった。本当に申し訳ありません。

── 使ってみていかがでしたか?

参加者B やっぱり画質は、ワンセグよりもきれいですね。それはいいんですが、やはりシフトタイムのコンテンツを増やしてほしいと思います。放送時に都合よく番組を見られないことも多いですから……。シフトタイムのコンテンツもまだひとつしかたまってない。蓄積が成功したか、失敗したかどうかももう少し分かりやすくしてほしいと思います。

副島 アプリのインターフェースに関するご指摘ですね。蓄積が成功したかどうかは、翌朝Androidの通知領域に「利用可能になりました」と表示されます。もしくはNOTTVアプリのホーム画面で「すぐ見る」欄に「NEW」と現れているかどうかでも分かります。

参加者B なるほど……。

本田 まだシフトタイムに対応した番組の数が少ないという面もありますよね。

副島 今のところシフトタイムで放送しているのは「音CLIP♪」という音楽クリップ番組と、番宣だけです。今後は「シフトタイムに向いてる、向いてない」というジャンルを考慮しつつ、ラインナップをどんどん増やしていきたいと考えています。

 実はあまり番組が蓄積されない理由としては、シフトタイムは基本的に放送波を使って、夜中にコンテンツを送っています。ただ、その時間帯にすべてのユーザーが安定した受信環境を得られるわけではないという事情があります。

 そこでデータの一部を放送波で取得できれば、残りを通信で取ってこられる機能も用意してはいるのですが、その調整が間に合わなかった。これは、本来なら4月のサービス開始の段階で間に合わせるべきだったんですが、この状態で機能をオンにしてしまうとお客様にご迷惑をかけてしまう可能性が高かったため、シフトタイムをスモールスタートさせていただいたという側面もあります。

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