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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第115回

AKB48のぐぐたす選抜がアツイGoogle+に再チャレンジする技

2012年05月23日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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 Googleが手がけるSNS「Google+」は、2011年9月に一般公開されロケットスタートしたものの、数週間でアクティブユーザーの60%を失うという記事が出るほど失速。Google+のアカウントを取得したものの、今は放置という人は多いことだろう。今回は、そんなGoogle+に再チャレンジするメリットや便利な新機能を紹介する。

Google+のキホンは、当連載の第84回を参照してほしい

Google+はまだオワコンではない

 現在、Facebookがダントツの人気を集めている。ユーザー数は全世界で9億人以上、日本のアクティブユーザー数でも1000万人を超えている。筆者の周りでも、mixiから移行してくる人が後を絶たない。一方、Google+でのコンタクトはあまりない。時々、編集者が思い出したようにサークルに追加してくれる程度だ。

 とはいえ、Google+は1月にユーザーの利用可能年齢を18歳から13歳以上に引き下げたこともあり、2012年3月に全世界のユーザー数が1億人を突破。随時、細かい新機能を追加したり、4月にはインターフェースを変更するなど、活発に動いている。Googleは採算が取れないサービスをあっけなく終了させてしまうことが多いが、今度の「Google+」だけは意地でも存続するはず。検索結果に加えることができないSNS内のコンテンツに脅威を抱いているGoogleとしては、何が何でもユーザーを増やしたいと考えているためだ。

 Facebookからの乗り換えを勧めるわけではないが、今からFacebookやTwitterと平行してGoogle+を使っておくと、将来いいことがあるかもしれない。SNSはユーザー数がキモとはいえ、mixiからの民族大移動が起きていることを考えれば、この先Google+がメインストリームを取る可能性は大いにあるからだ。

今年、1月にユーザー数が1億人を超え、1日に3億枚以上の写真がアップロードされるようになった(画面はFacebookのニュースリリース)

Google+に再デビューしよう!

AKB48はGoogle+内で選抜テストも実施

 3月下旬から放送された、AKB48が登場するGoogle+のTV CMを目にした人は多いのではないだろうか。これは「AKB48 on Google+」というプロジェクトの一環で、「ぐぐたす選抜」(ぐぐたす=Google+のこと)で選ばれたメンバーがCMに出たり、シングルを出したものだ。もちろん、その過程はGoogle+上で発表された。メンバーや秋元氏の公式アカウントをサークルに追加しておけば、投稿をリアルタイムに閲覧できる。「手の届くアイドル」ではなくなったAKB48とファンの距離を縮める試みで、Google+ユーザーを一気に増やすこととなった。今では、SKE48やNMB48、HKT48、JKT48のメンバーまでサークルに追加できるようになっている。

AKB48などのメンバーをサークルに追加して、投稿をフォローできる

メンバー全員を一度にフォローすることも可能

 Google+はこの「サークル」という、ユーザーのカテゴリー分けが使いやすいのが特徴だ。ほかのSNSでもリスト機能を使うことで、似たことができるものの、「サークル」の使いやすさは格別。なんせ友達申請が不要なのだ。Twitterのフォローのように、簡単に相手の投稿を閲覧できるのが手軽。友人や家族、同僚はもちろん、同じ趣味を持っている人や同業者、同窓生などの近況を気軽にチェックできる。

 筆者の場合、つきあいのない出版関係者や映画好きの人、高級レストランに行きまくってる人などをサークルに追加して、ウォッチしている。まったく面識がないので「+1」(Facebookのいいね!のようなもの)はあまり押さないが、TwitterでもFacebookでも入手できない情報を収集できるのはありがたい。情報量では圧倒的にFacebookが上なのだが、すでにGoogle+もアンテナのひとつとして重宝している。もちろん、読まなくなったアカウントは、即アンフォローで問題なし。

友達申請なしでサークルに追加して、投稿を閲覧できる。「フォロー」にマウスポインタを乗せよう

気になる人は片っ端からサークルに追加する

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