万年筆の中に蓄積された水性インクをペン先から乾燥させないためには、“完全密閉型のキャップ”を作れば確実だが、完全密閉するだけではキャップを外した時の気圧の急激な変化で、不要なインクが吹き出す危険性がある。
そこでプラチナ万年筆は、特殊なねじ込み式の2重キャップ構造を採用した。万年筆の収納時は、内側のインナーキャップがペン先部分を密閉しながら本体と一緒に回転してより密閉度をアップしてゆく。この「スリップシール機構」という仕組みで乾燥とインクの吹き出し問題を解決した。
この機構を搭載した伝統的デザインの万年筆が、33年ぶりにモデルチェンジした「♯3776《センチュリー》」万年筆だ。筆者はこのふっくらとした本体デザインが気に入って、たまたま見かけた文具店で、太字の「B」を衝動買いした。
日常の使用に関しては、カートリッジ式インクが合理的で無駄がないことは百も承知で、♯3776センチュリーには、あえて「コンバーター」と「ボトルインク」を一緒に購入。本当は、超微粒子の水性顔料のボトルインクが欲しかったが、あいにく在庫がなく持ち越しとなった。プラチナ万年筆の♯3776《センチュリー》は、万年筆初心者の筆者にも無理のないリーズナブルな価格性と高機能性が盛り込まれた日本の誇るブランドだ。
今回の衝動買い
アイテム:「プラチナ万年筆 ♯3776《センチュリー》「B」(太字)」
価格:1万500円(恵比寿アトレ内 有隣堂にて購入)
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
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