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スマホの機能を徹底チェック 最強スマホ&サービスはコレ! 第28回

初代Xperiaは今でも最新機種と同じように使える?

2012年01月18日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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 続々と登場するスマートフォンの最新モデル。進化のスピードが緩んでいたケータイと違って、スマートフォンは今でもたった1年でスペックや対応する機能/サービスが大きく進化している。

初代Xperiaの登場からはまだ2年弱。スマートフォンの進化は早い……

 しかし現在のスマートフォンは2年縛りが前提で購入するのが一般的。スマホマニアではない人は、買った端末を2年以上大切に使うケースが多いのではないだろうか。最新機種の情報を見るたびに「差」を実感してしまうが、なんとか古いスマートフォンを最新機種に少しでも近づけることはできないだろうか? アプリを追加してカスタマイズを考えてみた。

2010年4月発売の初代Xperiaをカスタマイズ!

 今回用意したのはドコモの初代Xperiaだ。発売は2010年4月1日なので、今から2年近く前の機種となる。購入したユーザーはそろそろ機種変更するか、もっと長く使おうか検討している頃ではないだろうか。

まもなく発売される「Xperia NX」。CPUやメモリを始め、すべての面で大きく進化している

 しかし初代XperiaといえばAndroid普及のキッカケとなる初期の機種。以下の表に最近のXperiaシリーズと比較した表を用意したが、2011年発売の「Xperia ray SO-03C」、まもなく発売される「Xperia NX SO-02D」などと比べればその差はあまりにも大きい。スマートフォンはCPUやメモリといった内部を変更することはできないため、どうしても最新機種と比べて動作は重く、サクサク使えるとは言い難い。そこで少しでも最新機種に近付くよう、気になった場所を改善できるアプリを探してみた。

  Xperia Xperia ray Xperia NX
発売時期 2010年4月 2011年8月 2012年2月予定
ディスプレー 4型
(480×854ドット)
3.3型
(480×854ドット)
4.3型
(720×1280ドット)
リアカメラ 810万画素 810万画素
(裏面照射型)
810万画素
(裏面照射型)
インカメラ × 32万画素 130万画素
動画撮影 WVGA HD(720p) フルHD(1080p)
OS Android 1.6→2.1 Android 2.3 Android 2.3
ROM 1GB 1GB 32GB
RAM 384MB 512MB 未定
CPU QSD8250 1GHz MSM8255 1GHz MSM8260 1.5GHz
(デュアルコア)
日本語入力 POBox Touch 1.0 POBox Touch 4.3 POBox Touch 5.0
バッテリー 1500mAh 1500mAh 1700mAh
通信速度(下り/上り) 7.2Mbps/2.0Mbps 14Mbps/5.7Mbps 14Mbps/5.7Mbps
テザリング ×

キャリア提供のアプリは使えるのか?

 初代Xperiaが登場した頃は、ドコモが用意しているスマートフォン向けのサービスやアプリは非常に少なかったが、今ではケータイで提供されていたサービスのスマホ版をはじめ続々アプリが登場している。これらのアプリは初代にも対応しているのか? まずはここからチェックしてみよう。

■緊急地震速報(エリアメール)
2011年11月公開のソフトウェア アップデートで対応

■dメニュー
端末ではドコモマーケットのアイコンのままだが、このアイコンをタップしてブラウザーを起動すると、dメニューにつながり問題なく利用できる。ドコモ提供のアプリはここからインストールやマイメニューの登録が可能だ。

■iチャネル
問題なし。ウィジェットをホーム画面に配置することが可能だ。

■ドコモ地図ナビ
こちらも問題なし。地図アプリをインストールして操作できる。動作もとくに重くはなく、スムーズだ。

■Gガイド番組表
インストール自体ができない。ワンセグ非対応の機種とはいえ、テレビ番組表代わりに使いたいという人もいただろう。ちょっと残念。

■よしもとケータイバラエティJOOKEY
よしもと芸人によるニュースサービス。OSのバージョンが2.2以上の必要があるため、動画の視聴は不可能。

■BeeTV
視聴可能。無線LAN環境が推奨だが、3G回線のままでも見られる。ただし3G回線では何度か再生が途切れるのは覚悟したほうがよい。再生自体は滑らかな映像で問題ない。

■Hulu
アプリのダウンロード自体不可能。

■BOOKストア2Dfacto
問題なく利用可能。

■Twonky
DLNAベースのコンテンツ共有アプリ。すべての機能を試したわけではないが、動作は問題なかった。

■ecoモード
ドコモ製の省電力化ユーティリティー。アプリのダウンロード自体が不可。

■docomo Pallete UI
ダウンロードは不可。そもそもXperiaシリーズは全機種プレインストールされていない。

dメニューやiチャネル、ドコモ地図ナビなど、初代Xperiaでも快適に動作するドコモのアプリやサービスも少なくない

 このように最新機種では当たり前に使えるアプリでも、一部利用できないものがある。それでもまったくダメというわけではない。初代Xperiaを使っている人で、サービスの存在自体、気づいていない人も多かったのではないだろうか。

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