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痛車でラリー! メロンブックスインテ2年目の挑戦 第6回

舗装路に敵ナシ! メロン号、岐阜の新ステージを制し優勝

2011年08月01日 18時00分更新

文● 中村信博、写真● 中島正義、うえのふみお

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 メロン号、第5戦「ハイランドマスターズ」をJN-3トップでフィニッシュ! ドライバー眞貝選手にとっては、2010年開幕戦からターマックイベントでは無敗の6連勝。そしてMRCにとっては、2008年のチーム旗揚げ以来、これで通算10勝目を達成だ!!

JN-4トップ勢と並んで、ゴール後の車両保管をされているメロン号。この光景、何度見ても感無量だ

表彰式、優勝クルー記者会見にのぞむ眞貝/田中ペア。眞貝選手にとっても、これが2010年以来ターマックイベント6連勝目。アタック中はそのプレッシャーが凄かったとか

最近、普通自動車免許と国内B級ライセンスを取得した、「生めろんちゃん」こと柳まおサン。近々モータースポーツデビューを飾るとのことで、メカニックさんの指導のもとメロン号でタイヤ交換にチャレンジ。無事にタイヤ交換を終えた感想は「この格好じゃ髪を巻き込んで交換しにくい」って、そりゃそうだ(笑)

 今回の勝利で、MRCはイベントポイント10点に加えて、デイ1、2の双方でトップタイムだったためにフルポイント16点のシリーズポイントを獲得。晴れてJN-3クラス、シリーズ2番手の座へ返り咲くことができた。選手権トップの曽根崇仁選手/桝谷知彦選手組インギングセリカとの差はまだまだ巨大だけれど、これで最終戦・新城ラリーまでわずかながらチャンスを残すことができたのである。

 全日本ラリー選手権はこのあと約1ヵ月間のお休みとなり、9月初旬に北海道で開催される第6戦・ラリー洞爺から再スタートとなる。MRCはこの次戦・洞爺をスキップするため、一時的に選手権2位の座を明け渡してもう一度仕切りなおし。そして迎えるのは、北海道・十勝を舞台とする国内最大最長の開催規模を誇るビッグイベント、第7戦「RALLY HOKKAIDO」だ。

 昨年はクラス3位まで登りつめながら、惜しくもデイ2でミッショントラブルからリタイヤしてしまった「RALLY HOKKAIDO」。走行距離が長大な「RALLY HOKKAIDO」は、獲得ポイントにかかる係数も大きく、たとえ優勝せずとも完走すれば大きなシリーズポイントを得ることができる。また昨年の例を見ても判るとおり、距離が長いとトラブルで上位陣が崩れることも考えられるので、ここは着実にフィニッシュまでマシンを運び込むことがチームにとっての鍵となるだろう。

 2011年の後半戦がスタートして、徐々に各クラスの勝負が絞り込まれてきた全日本ラリー選手権。最終戦・新城を終えたとき、その頂点に立っているのは果たしてどのチームなのか。メロンブックスラリーチャレンジ2011、今年の挑戦のクライマックスが、いよいよ始まる!

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