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痛車でラリー! メロンブックスインテ2年目の挑戦 第6回

舗装路に敵ナシ! メロン号、岐阜の新ステージを制し優勝

2011年08月01日 18時00分更新

文● 中村信博、写真● 中島正義、うえのふみお

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 前戦の宮崎から一転してターマック仕様となったメロン号。外見的にはさほど変っているようには見えないが、実は足回りを中心にターマックとグラベルではかなりの変更点がある。サスペンションの仕様変更はもちろんだけど、マシンへのダメージが大きいグラベルイベントでは、足回りや排気管などに頑丈な補強が加えられているのだ。当然そういうパーツは重量もそれなりにあるので、ターマックイベントでは補強が最小限の軽いパーツに変更されている。

準備を終えたMRCサービスブース。実は今、チームブースのレベルアップ計画が進行中で、新しいサービスシステムが最終戦の新城でお目見え予定。Twitterで協力を要請したところ、多くのファンの方々から色々な機材を提供していただいた。皆さん本当にありがとうございます!

ターマック仕様に生まれ変わったメロン号。久万高原で傷ついた左フェンダーもきれいに修復された。高速コーナーでリヤの安定性を増すために、ウイングには新たにガーニーフラップが追加されている

 いつもの通り選手たちにステージ状況を聞いてみると、「デイ2の主戦場となる“鳥屋峠”が非常にリスキーなコースで、できれば明日まで勝負を引っ張ることはしたくない」とのこと。ということは、今日のデイ1でいかにライバル達を上回れるかだけど、おそらく他も同じような戦略を立てて戦いに臨んでくるはず。こういうときはワンミスが取り返しのつかない状況になるので、セッティングは奇をてらうより堅実なものを採用したほうがいい。ここは他のマシンとタイヤチョイスをあわせ、今日の走りやすい路面状況で頭ひとつ抜け出すのを目指す戦略をとることにした。

自由配布箱「メロン箱」には、今回もたくさんのファンからの提供品が。コドライバーの田中直哉選手も、その中身には興味津々な様子?

スタート直前。スペアタイヤの空気圧を合わせ、メカニックの手で車内に搭載される。通常は2本積みのところ、今回はライバルたちに合わせて1本積み。重量バランスのいい車内の中心部に搭載された

 カーナンバー17の「メロンブックスDUNLOPテインBRIGインテグラ」は、午後12時16分、多くの観客に見送られながらセレモニアルゲートよりスタート。いよいよ総走行距離255.91kmの戦いの始まりだ!

いつもの通り「めろんちゃんズ」とともにゲートをくぐったメロン号。たくさんのお客さんに見送られて、今日も激しい戦いがスタートした!

お仕事が終わった「めろんちゃんズ」。メロン号を見送った後はゲート横で他のマシンを見送っていたり、即席のカメラマンになっていたり……イベント進行のお手伝いをしていることもあったりして、基本的に彼女たちの動きはフリーダムなのだ(笑)

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