「高級マンションでしょうか? いいえHPです」
写真で見る、日本HP・大島新オフィス
大島にある日本HPの新オフィスを訪問する機会を得た。これまで取材等で入り口ぐらいはのぞいたことがあったのだが、入ってみてびっくり! 社員に自席はなく、オフィスのかなりの面積が、ホテル? レストラン? 居酒屋? といったスペース。豊富な写真でその概要を探ってみよう。
日本HPの大島オフィスを訪問して、まず驚かされるのが建物の外観。住吉町から緑豊かな公園を抜けると、突如、運河沿いに存在感のある巨大なビルが現われる。
敷地は約2万m2(約1万9123.6m2)。基準階の面積は何とサッカーコート並み(約100×55m)の広さがあるそうで、柱はすべて外側に設置。地上9階建てでその1Fから8Fまでがオフィス。最上階まで吹き抜けの開放感あふれる空間が広がる。300億円を投資し、設計に2年(2007年8月~2009年9月)、施工に1年半(2009年9月~2011年1月)をかけて建設されたものだという。
なお、本社建設に当たって、道路整備の観点で、運河沿いの土地のうち一部(幅14m分)は公開空地として江東区に明け渡したとのこと。元々は製油工場があった場所だと言うが、ビルの周囲には公園のような広いスペースを用意し、圧迫感のない環境を作るよう配慮している。周辺の住民と共存できる空間を提供したいという思いもあるそうだ。
吹き抜けは社内コミュニケーションの活性化に有効とのこと。フロアーの壁を取り払ったオフィスというのはよく見かけるが、吹き抜けを設けると、水平方向の見通しだけでなく垂直方向の見通しも良くなる。例えば上のフロアーから斜め下を見たら、業務上話しておきたい別の社員を発見して声をかける……といった機会が自然と増えるそうだ。
吹き抜けの天井部分は、晴天の際には自動的にシャッターが降りる。気温が高い日には空いて換気する。自然採光しつつも直射日射を避け、自然な換気も行えるようエコ的な配慮もなされている。空調や照明などにかかるコストやCO2排出を抑える形だ。柱が置かれるビルの側面には、各フロアとも庇の付いたバルコニーが設けられているが、見晴らしのいいフリースペースと言うだけでなく、視線制御や空調機器の設置のためにも有効だ。
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