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サイトそのままの柔らかな雰囲気

サービスでも会社でも「人を大切に」──ミクシィが考える理想的なオフィス

2008年01月30日 11時15分更新

文● 高橋暁子

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昨年8月に渋谷区神宮前の高層ビルに移転した(株)ミクシィ。その新オフィスが面白い。どことなくあのグーグルオフィスを彷彿とさせるユニークさなのだ。オフィスレポートと共に、使い心地や移転後の感想などについて同社広報グループの小林裕乃さんに聞いた。

受付

エレベーターを降りると、広いエントランスに出る。受付のカウンターは円形で周囲を囲みこむように打ち合わせスペースが用意されている。背後には新宿の高層ビルが広がる



グーグルに似ている? ミクシィのオフィス


 オフィスの第一印象は「グーグルを意識しているのでは?」という印象を受ける。グーグルは、リラクゼーションやエンターテインメント用のアイテムがあちこちにあるなど、ユニークなオフィスで知られており(関連記事)、共通点が多く見つかるからだ。移転する4ヵ月前の2007年4月に、ミクシィの社長・笠原健治氏がシリコンバレーやグーグルに視察に行って感銘を受けた旨を「mixi日記」に書いていたこともある。


 また、オフィスと直接関係はないが、グーグルでは勤務時間の20%を自分の好きなプロジェクトに割ける「20%ルール」という規則を設けている。これはソーシャル・ネットワーキングサービスの「Orkut」やウェブメール「Gmail」が生まれる原因になったことでも知られる。

 ミクシィでも同様に、1週間に1日、主力事業以外のことに時間を当てられる「One Day Free」(ODF)という制度を採用しており、mixiモバイルで撮影した画像などをデコレーションできる新機能「キラキラ☆mixi」(キラ☆ミク)が生まれたりしている(関連記事)。これも類似点と言えそうだ。


 これを聞いた筆者は「ミクシィはかなりグーグルの影響を受けているな」と思っていたが、必ずしもそうではないらしい。ODF制度は、開発メンバーの意向もあり採用されたそうだ。

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