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「高級マンションでしょうか? いいえHPです」

写真で見る、日本HP・大島新オフィス

2011年06月23日 06時57分更新

文● TECH.ASCII.jp

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一番安全な場所はどこですか? サーバールームかも……

 市ヶ谷オフィスに設けられていたソリューションセンターも大島に移設されている。HPのサーバー・ストレージ製品が一同に会したショールーム兼検証施設だが、ここにはコア数3520(市ヶ谷の1.4倍)・ストレージ容量2ペタバイト(同2倍以上)の設備がある。

HPのサーバー製品やストレージ製品がずらりと並んだソリューションセンター。市ヶ谷にあったものを移転している。1Uサーバー、ブレードサーバー、各種ストレージなど同社の豊富な製品が一同に会する

 ラックは二列に並んでおり、免振床を配備。地震などの揺れを1/15に低減する。床は柱とオイルダンパー・コイルばねで支えられており、3m四方の柱にボールベアリングがある。さらにこれら免振用の設備とラックとの間には30cm以上の遊びが設けられており、仮に強い横揺れがあっても、滑り込むようにして支えられるのでラックが倒れにくいという。

ラックの両サイド、通路に設けられているのは通風孔。ラックは二列に並べられており、中央がホットアイル(熱い空気が吐き出される場所)、両サイドの通路がクールアイル(冷たい空気を吸い込む場所)となる。中央の空気をCrackで冷却して循環させる

免震構造となっており、オイルダンパーやコイルばねが見える(左)。さらにその間の30cmほどの遊びがあり、ラックが倒れないよう配慮

 加速度で言うと200ガル程度まで耐えられるが、このサーバールームでは東日本大震災クラスの揺れが来ても100ガル以下に抑えられるという。

ズラリと並んだUPS(左)。正式オープンは7月4日ということで、一部機材の搬入が進められていた(右)

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