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使えばわかる!IPv6入門 第6回

NTTコミュニケーションズが提供する低価格なIPv6接続サービス

国内で実績のあるOCN IPv6でIPv6を使ってみよう

2011年06月28日 06時00分更新

文● 伊藤玄蕃

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今回は、安定した商用IPv6接続サービスのうち、廉価で手軽なサービスの代表としてNTTコミュニケーションズの「OCN IPv6」を紹介する。

月額315円で利用できる「OCN IPv6」とは

 前回説明したTeredoは、「現在よくあるIPv4のインターネット接続環境」すなわち「ルーターのNAT(ネットワークアドレス変換)機能を使った方法だ。「IPv4でのインターネット接続環境」からIPv6を試すには、もっとも手軽な方法といえるだろう。

 しかし、Teredoは無料であり、世界中のWindowsユーザーがマイクロソフトのサーバーへ集中するため、安定性や信頼性に一抹の不安がある。それでは、Teredoと同じように「現在よくあるIPv4のインターネット接続環境」から使える、信頼性の高いサービスはないのだろうか。

 そこで今回は、すでに日本国内で4年以上のサービス実績がある、NTTコミュニケーションズの「OCN IPv6」を紹介する。OCN IPv6は有償サービスなので、少額ではあるが費用が発生する。初期費用は無料で、毎月の利用料金はOCNのユーザーであれば315円(税込)、OCNのユーザーでなければ577.5円(税込で「OCNバリュープラン」の利用料を含む)とお手頃だ。

 なお、OCN IPv6サービスは「OCN IPv6接続プログラム」という専用ソフトを利用する。このソフトはWindows(7/Vista/XP)だけをサポートし、他のOSでは利用できない(図1)。

図1 PC単体の接続(ホストモード)

 また、OCN IPv6接続プログラムには「ルータモード」と呼ばれる機能もある。これを使うと、LANの中の1台のWindows PCをIPv6ルーターとし、これを経由することでPCもIPv6でインターネットに接続できる。この時、ルーターになるPCにはOCN IPv6接続プログラムをインストールしなければならないが、そのほかのPCはOSのIPv6機能だけでよい。MacやLinuxなどがメイン環境の人は、1台だけWindowsマシンを用意すれば、使い慣れた環境でIPv6インターネットを体験できる(図2)。

図2  LAN全体の接続(ルータモード)

OCN IPv6を契約する

 すでにOCNのユーザーであれば、OCN IPv6のページからオンラインで利用の手続きを行なう。OCN以外のプロバイダでインターネットに接続している人は、まずOCNバリュープランの申し込みが必要だ(画面1)。バリュープランの手続きが完了すると、郵便でOCNの会員情報が送付される。その通知が届いてから、OCN IPv6の申し込みを行なう。

画面1 OCN バリュープランの案内

 OCN IPv6のオンラインサインアップを行なうと、その最後の画面でOCN IPv6サービスの利用開始日と設定情報が表示される。また、同じ内容がすぐにメールで送付される(リスト1)。この情報は、設定時に必要なので、忘れずに控えておこう。

リスト1 OCN IPv6の申込完了時に通知される情報

 OCN IPv6では、64ビット長のグローバルIPv6アドレスのプレフィックスを同時に2つ利用できる。このうち1つは固定プレフィックスで、もう1つは非固定(動的割当)プレフィックスである。これは、

  1. 自宅や事務所のLANに固定プレフィックスを割り当て
  2. 外出先に持ち歩くモバイルPCには非固定プレフィックスを動的に割り当て

という利用形態を想定している。つまり、自宅や事務所のPCにも外出先のモバイルPCにも、両方にグローバルIPv6アドレスが割り当てられる。このため、外出先から自宅や事務所のPCを直接アクセスすることが可能になる。これを使って、PCからデータを取り出したり、情報家電を遠隔操作したりと用途はいろいろと考えられる。

(次ページ、「OCN IPv6接続プログラムでIPv6接続」に続く)


 

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