LibreOfficeの特徴
編集S:OpenOffice.orgから分離した、もうひとつのオフィススイート、っていう理解はできた、つもり。
あわしろいくや:まあ基本はそれでいいですな。あと把握しておくべきなのは、「毎月リリースされて、半年に一度はメジャーバージョンアップ」というのが基本だ、ということです。
やまね:定期リリース重要、と。
あわしろいくや:OpenOffice.orgのリリース周期が不安定だったこともあって、定期リリースを選んだわけですな。
編集S:毎月、か。
ミズノ:Ubuntuで使ってる場合はあんまり関係ないですけどね。
小林:Ubuntuの場合、あくまでリリース時点に含まれていたものが基本になりますからね。
hito:Windows環境で使う場合、とにかく最新にしたい人はちょっと大変かもですね。最新にすべきかどうか、というのはまた別の話なんですけど。
あわしろいくや:ですな。リリース優先なので、ちょっと致命的な問題がそのまま残っていたり、という可能性は常にあります。できるだけ潰そうとはしているんですが。
さかもっちー:開発者が大変そう……。
あわしろいくや:ちなみに主要開発者のほとんどはNovellの人ですな。
さかもっちー:SUSEの人たち?
あわしろいくや:イコールかというとちょっと悩みますが、どっちにしろNovellパワーのおかげでLibreOfficeはまわってます。
やまね:Novellえらい。
hito:Novellちょーえらいですよ、そういう面では。たまに翻訳に地雷を混ぜ込んできてコワイですけど。「ニッケルメタルハイドライド」って何のことかと。
ミズノ:ハイドライドの新作が! フェアリーランドに危機が迫る!
やまね:ニッケル水素電池をそのままカタカナにしちゃったのか……。
あわしろいくや:まあ、定期的にリリースする「タイムラインリリース」は、「いつまで経っても新バージョンが出てこないよりは、多少不具合があってもリリースする方がいい」という考え方ですな。
小林:リリースしないとユーザーが増えないから洗練されない、という側面もありますね。
hito:企業論でよくある、「小さく失敗する」という考え方でもありますね。
やまね:小さく素早く失敗を繰り返して、確実にフィードバックする方が強い、と。
編集S:まあ考えてみれば当たり前のことではある。
あわしろいくや:だからといって、Windowsのユーザーが毎月アップデートできるかというとそんなこともないですし……。
小林:なにか致命的な問題があって、最新版を利用できない、なんてジレンマに陥る可能性もあるわけですね。
編集S:難しいところだなー。
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