久万高原ラリーの見所
昨年まではターマックイベントとして開催されていた「久万高原ラリー」だが、今年はグラベルロードでの開催。四国最高峰の石鎚山系の麓に抱かれた愛媛県久万高原町が、その舞台となる。
ラリーパークは昨年までと変わらず、久万高原町にある美川スキー場。セレモニアルスタート&フィニッシュ、サービスパーク、それにギャラリーステージが一ヵ所に集約されていて、観戦には便利な立地条件だ。会場では特産品の販売ブースのほかお弁当の販売なども行なわれていて、昼食の確保にはさほど困ることはなさそう。しかし売り切れも充分にありえるので、途中で買い込んでおくともしもの時にも安心だ。
ギャラリーステージは、ラリーパークから徒歩10分ほどのところにあるゲレンデに設けられている。ゲレンデを横切るように付けられたグラベルロードは、微妙にバンク角がついていて、どのマシンも豪快なドリフトで駆け抜けていくことが期待できる。遠くから砂煙を上げながら疾走するラリーマシンの姿は、まさに豪快そのもの。観戦するなら汚れても気にならない服装と靴を用意しよう。
「久万高原ラリー」では毎年有名選手がマーシャルカーをつとめているが、今年は昨年に引き続きプロダクション世界ラリー選手権チャンピオンの新井敏弘選手がゼロカーをつとめるとのこと。今期はインターコンチネンタルラリーチャレンジ(IRC)に参戦する新井選手だが、今回の「久万高原ラリー」では、世界初公開となるIRC仕様のインプレッサR4でゼロカーを行なうとの情報がある。会場で全日本ラリーマシンとの走りの違いを比較するのも面白いだろう。
また次の「久万高原ラリー」から、いよいよわがチームの最大のライバルとなるだろうクスコジュニアラリーチーム(CJRT)が参戦する。ご存知の通り、CJRTが使用するのはコーポレートキャラ「高崎くす子」が描かれたプロトン・サトリアネオ。にわかに勃発した全日本ラリー選手権「痛車」対決は、今から死闘となること必至の状況だ。
今年初のグラベルイベントで、その進化が試されることになるメロン号&メロンブックスラリーチャレンジ。ぜひとも会場に来て、その走りに声援を送って欲しい!
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