3月28日、日立製作所は情報・通信システム社を構成するグループ会社である日立電子サービス(以下、日立電サ)と日立情報システムズを2011年10月1日付けで合併すると発表した。
1962年設立の日立電子サービスは国内に320のサービス拠点を持ち、保守・運用に強みを持つ。一方、1959年設立の日立情報システムズは地方自治体および製造業、流通業を中心とした業務システムに多くのノウハウと実績を有する。新会社の仮称は「日立システムズ」で、従業員は約1万6000名。両社の合併により、システム導入時のコンサルティングから運用・保守までワンストップで提供する体制を構築できるとしている。
日立製作所は、2010年2月に日立ソフトウェアエンジニアリング(以下、日立ソフト)、日立システムアンドサービス(以下、日立システム)、日立情報の3社を完全子会社化。同年10月には、日立ソフトと日立システムを合併し、日立ソリューションズとするなど、情報・通信システム社の経営資源集中を行なっている。